食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05800550149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、消費者及び食事性糖類に関する欧州連合(EU)の理解に関する外部委託機関による技術的報告書を公表
資料日付 2022年3月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月10日、消費者及び食事性糖類に関する欧州連合(EU)の理解に関する外部委託機関(※訳注)による技術的報告書(2022年3月4日承認、39ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2022.EN-7213)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、栄養、食事性糖類の認識・知識・リスク認識、好まれる情報源及び様々な活動主体への信頼に関する消費者調査、並びに利害関係者の視点に関する追加調査を実施した。
 当該調査は、EFSAの食事性糖類に関する耐容上限摂取量の科学的評価案に関する意見公募のためのEFSAのコミュニケーションとエンゲージメント、及びその後の最終出版に情報提供を行った。九つのステークホルダー組織及び二つのパートナー機関の代表へのインタビューが定性的理解のために分析され、パートナー及び市民社会団体へのEFSAのアウトリーチを検証し強化するために使用された。
 2020年10月~11月、EU加盟国、アイスランド及びノルウェーの7
,469名の市民(18歳~76歳)の代表サンプルで消費者調査が実施された。知識及びリスク認識指標から導出されたセグメントを用いた定量データの分析により、オーディエンスの特定、メッセージング及び市民へのコミュニケーションのためのフォーマットとチャンネルの選択に重要な改善が行われた。
 栄養及び糖類に関する消費者の関心と専門用語の理解の重要性は予想されていたが、知識指数及びリスク認識指数を用いた調査結果の分析により、対象者を「低知識・低リスク認識」セグメントと「高知識・高リスク認識」セグメントに分類し、より高度なプロファイリングを行うことが可能となった。「低知識」セグメントでは、視覚的コンテンツとソーシャルメディアが食品安全トピックに関する好ましい情報源であることを知ることで、EFSAは適切なグラフィックフォーマットとソーシャルプラットフォームを使って活動の目標を定めることができた。
 調査結果は、食事性糖類に関するコミュニケーション(及びエンゲージメント)のためのEFSAのメッセージングを導くものでもあった。例えば、用語に関しては、「遊離糖」という用語の理解が低いことが予想されたが、より専門的と思われる「許容一日摂取量」という用語を正しく定義できる消費者が多いことが確認された。その結果、一般消費者向けのEFSAのコミュニケーションメッセージや資料では、糖のカテゴリーに関するコミュニケーションがより目立つようになった。
 国特有のデータと合わせて使用された本題に関するリスクコミュニケーションのため作成された助言は、EU加盟国、アイスランド及びノルウェーの管理機関におけるリスクコミュニケーション担当者に利用しやすく包括的な支援を提供した。
(※訳注)外部委託機関:ICF
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-7213