食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05800480149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全ての陸生動物種に使用する飼料添加物(大腸菌DSM 32731株により生産されるゼアラレノン加水分解酵素(ZenA)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年2月24日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月24日、全ての陸生動物種に使用する飼料添加物(大腸菌DSM 32731株により生産されるゼアラレノン加水分解酵素(ZenA)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2022年1月26日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 産生株である大腸菌DSM 32731株は遺伝子組換え(GM)であり、カナマイシン耐性遺伝子を保有する。最終製品からは、産生株の生細胞は検出されなかったものの、組換えDNAの存在に関しては不確実性が残る。
 当該添加物が含有するZenAに関して、陸生動物種に対して安全と考えられる最大用量(U(※注)/kg完全配合飼料)は以下のとおりである:肉用鶏で100、採卵鶏、肉用七面鳥及びうさぎで150、豚で200、乳牛で250、子牛(乳代替品)、肉用牛、めん羊、山羊、馬及びネコで400、イヌで450。
 ADME(吸収、分布、代謝、排泄)及び毒性学的データに基づき、EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル) は、動物栄養に使用される当該添加物が含有するZenAは消費者に対して安全であると判断する。
 産生株は薬剤耐性遺伝子を保有しており、最終製品中に組換えDNAが存在する可能性に関して不確実性が残る。したがって、同パネルは、当該添加物の対象動物種、消費者、使用者及び環境に対する安全性に関して結論付けることはできない。
 (※注)1U(単位)は、5 mg/L(15.71 μM)のゼアラレノン溶液(Teorell Stenhagen緩衝液(pH7.5、0.1 mg/L牛血清アルブミン(BSA))中、37℃で1分間に1 μmolのゼアラレノンを加水分解する酵素活性に相当する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2022.7157