食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05800450506
タイトル ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)、新ゲノム技術に関するFAQを公表
資料日付 2022年2月16日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)は2月16日、新ゲノム技術(Neue genomische Techniken:NGT)に関するFAQを公表した。概要は以下のとおり。
 以下、抜粋(全9問。一部は質問のみ)。
Q1:NGTとは?
A1:NGTと省略される新ゲノム技術という用語は、動植物、真菌、バクテリア及びウイルスの遺伝的構成を改変するために使用される種々の手法を指す。遺伝的構成、即ち生物の遺伝情報全体が、最終的に生物の全ての特性を決める。
Q2:CRISPR/Casとは?
Q3:新しい分子生物学技術(Neue molekularbiologische Techniken:NMT)、特にCRISPR/Casは、育種において検出可能か?
Q4:NGTが適用される分野は?
Q5:NMTがもたらす可能性は?
A5:特にゲノム編集技術は、ライフサイエンスの基礎研究や生物医学を劇的に変える可能性を有する。
Q6:NGTのリスクは?
A6:当該技術が応用される分野は多岐にわたる。リスクは、技術、用途及び応用された特性による。したがって、個々のケースに応じて考慮され評価が行われるべきである。原則として、当該技術の使用自体がリスクの原因となるのではなく、リスクの多くは、当該技術を用いて作出された製品の特性における変化に由来する。
 可能性とリスクとの包括的な検討においては、ヒト、動物、環境に対する安全性に加え、経済、生態系、社会への影響や、NGTが使用された結果としのその後の発展も考慮する必要がある。
Q7:「特定のNMTを用いて作出された植物に関する法律」を巡るEUの委員会のイニシアチブとは?
Q8:EU以外の国々におけるNGTの規制は?
Q9:NGTに対するBMELのスタンスは?
A9:人口増加により引き起こされる相反する目標(インフラ開発、食品・飼料生産、環境・資源保護の間に起こる土地獲得競争など)を解決する手段として遺伝子組換え(GM)が寄与する可能性は疑問視されている。BMELは、生態学的側面だけでなく、社会経済学的側面や、NGTが使用された結果としてのその後の発展も考慮して評価を行いたいと考える。
 BMELは、NGTの責任のある使用に関する欧州委員会の徹底した取組みを歓迎する。対消費者において、安全性レベル及び透明性における妥協があってはならない。社会的に許容される解決策は、予防措置、選択の自由、種々の栽培方法の共存を担保し、大きな課題に直面している農業にとって何が必要かを考慮したものでなければならない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)
情報源(報道) ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)
URL https://www.bmel.de/SharedDocs/FAQs/DE/faq-neuezuechtungstechnologien/FAQ-NeueZuechtungstechnologien_List.html