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資料管理ID syu05800350294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/1/22~2022/3/1)を公表(鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)ウイルス)
資料日付 2022年3月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は3月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/1/22~2022/3/1)を公表した(6ページ)。鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス
 直近数か月に、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出について、中国又はその他の国の動物衛生当局から公式に入手可能な報告はなかった。しかしながら、2021年6月、A/Anhui/1/2013系統の高病原性鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスが中国雲南省の鶏で検出されており、当該ウイルスは2021年初頭に同地域で検出されたウイルスと遺伝的に類似していた。
 全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス
 2022年1月21日の前回のリスク評価以降、インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染による6例のヒト症例が中国から報告された。2022年1月22日~3月1日に中国からWHOへ報告された同亜型ウイルスによるヒト症例は以下のとおり。
発症年月日、報告した省、性別、年齢、入院日、報告時点の病状、家きんへのばく露の順に記載
1. 2021年10月20日発症、四川省、女性、1歳、該当せず、軽症、ばく露あり
2. 2021年11月3日発症、山西省、女性、5歳、該当せず、軽症、不明
3. 2021年12月28日発症、湖北省、女性、5歳、該当せず、軽症、不明
4. 2022年1月3日発症、安徽省、男性、5歳、該当せず、軽症、ばく露有り
5. 2022年1月11日発症、江西省、女性、51歳、1月17日入院、軽症、ばく露有り
6. 2022年1月18日発症、安徽省、男性、2歳、該当せず、軽症、ばく露有り
 これらの症例はインフルエンザ様疾患(ILI)監視を通して検出された。これらの症例に関連した疫学的関連又は症例クラスターは報告されなかった。これらうちの三症例の調査時にその環境由来検体からインフルエンザA(H9)ウイルスが検出された。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスはアジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増加している。
 リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露されている。ヒトの感染ではほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団において検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性
 症例のクラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価されたインフルエンザA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-1-march-2022