食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05790490307 |
タイトル | スペイン食品安全栄養庁(AESAN)、と畜場及び食肉解体施設における道具の82℃以上の温水による消毒と、様々な代替消毒システムとの同等性に関する報告書を公表 |
資料日付 | 2022年3月3日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | スペイン食品安全栄養庁(AESAN)は、と畜場及び食肉解体施設における道具の82℃以上の温水による消毒と、様々な代替消毒システムとの同等性に関する報告書(16ページ、2021年11月24日科学委員会承認)を公表した。概要は以下のとおり。 と畜場及び食肉解体施設で使用される様々な道具や器具は、洗浄や消毒の手順が不適切な場合、交差汚染を引き起こす可能性がある。この点に関して、動物由来食品に関する特定の衛生規則を定めた規則(EC) No 853/2004は、有蹄類、家きん、うさぎのと畜場及び食肉解体施設は、82℃以上の温水又は同等の効果を持つ代替システムで道具を消毒する設備を備えなければならないと定めている。 AESAN科学委員会は、四つの代替システムによる消毒が82℃以上の温水による消毒と同等と見なすことができるか否かを確認する目的で行われたいくつかの研究を評価した。 レビュー後、AESAN科学委員会は、同等性を証明するこれらの研究を行う前提には、相当な努力があるとみる。結果として、研究が行われた条件下において、使用された複数の化合物は、公的に定められた方法で得られる微生物の減少と同様の微生物の減少をもたらすことが示されている。しかし、これらの研究には方法論的な限界(反復数、検体採取計画、研究対象微生物、分析方法)があり、そのような同等性の確証には至れない。 これに基づき、委員会は研究の実施に関していくつかの提言を行う。 ・コンタクトプレートの代わりにスワブを使用すること。 ・と畜場で懸念されている食品由来の病原性微生物の分析を含むこと。 ・分析方法同様に使用した殺菌剤の詳細情報を含むこと。 ・(結果の比較を可能とするため)検体採取及び分析手順を調和させること。 ・採取した検体の代表性(representatividad)を確保すること(少なくとも四つの異なると畜場を対象に、3か月の期間で均等に割り振った連続しない5日を検体採取日とし、と畜場ごと1日あたり5検体採取する、すなわち合計100検体の採取が提案される)。 ・中温性好気性菌(0~10 cfu/cm2)、腸内細菌(0~1 cfu/cm2)及びリステリア・モノサイトゲネス及びサルモネラ属菌(不在/cm2)についての確立された基準を考慮し、分析された検体全てが許容できることを確証すること。 また、本報告書に示された提言に従い、と畜場及び食肉解体施設における82℃以上の温水による器具の消毒と、代替法による消毒の同等性を示すために従うべき詳細な手順を定めた業界向けガイドを作成することが推奨される。 当該報告書は以下のURLから閲覧可能。 https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/docs/documentos/seguridad_alimentaria/evaluacion_riesgos/DESINFECCION_HERRAMIENTAS_MATADEROS.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | スペイン |
情報源(公的機関) | スペイン食品安全栄養庁(AESAN) |
情報源(報道) | スペイン食品安全栄養庁(AESAN) |
URL | https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/web/seguridad_alimentaria/ampliacion/informes_2021.htm |