食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05790460149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物衛生法(規則(EU)No 2016/429)の枠組みにおける動物疾病のリストへの記載及び分類の評価(家きんの薬剤耐性Enterococcus cecorum)に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年2月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月25日、動物衛生法(規則(EU)No 2016/429)の枠組みにおける動物疾病のリストへの記載及び分類の評価(家きんの薬剤耐性Enterococcus cecorum)に関する科学的意見書(71ページ、2022年1月19日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 以前の科学的意見書において、EUの家きんに関する最も重要な薬剤耐性(AMR)細菌の中でEnterococcus cecorumが特定された。したがって、動物衛生法(AHL: Animal Health Low)の基準、特に疾病プロファイル及び影響に関する第7条、リストに記載するための適格性に関する第5条、第9条の疾病予防及び管理規則に基づいた分類に関する附属書IV、及びその細菌が関連する動物種のリストへの記載に関する第8条の基準に照らして評価が行われた。
 評価は以前に公表された方法論に従い実施された。結果は、専門家により提示された確率の範囲の中央値であり、各基準を満たす(下限が66 %以上)又は満たさない(上限が33 %以下)、あるいは満たすかどうか不確実性があることを示す。不確実性を伴う結果となった基準については、論点が報告されている。
 実施された当該評価では、薬剤耐性E. cecorumがAHLの第5条に基づく欧州連合の介入のためのリストに記載するための適格性を有すると判断できるかどうかは不確実である(33~75 %の確率)。AHLの第9条の予防及び管理レベルに関連した分類を目的とした附属書IVの基準については、動物衛生及び動物福祉に関する科学パネル(AHAWパネル)は、当該細菌はセクション1、2及び4(カテゴリーA、 B及びD)の基準を満たさず(それぞれ、基準を満たす確率は0~5 %、5~10 %及び10~33 %)、また、セクション3及び5(カテゴリーC及びE)の基準を満たすかどうかは不確実である(基準を満たす確率はそれぞれ33~66 %及び33~75 %)と結論付けた。第8条の基準に基づいた、薬剤耐性E. cecorumについてリストに記載される動物種は、多くがカモ科(Anatidae)、ハト科(Columbidae)及びキジ科(Phasianidae)に属する鳥類である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2022.7126