食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05790350149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、プラスチック製の食品接触材料に使用する漂白したセルロースパルプの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2022年3月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月9日、プラスチック製の食品接触材料に使用する漂白したセルロースパルプ(bleached cellulose pulp)の安全性評価に関する科学的意見書(2022年1月26日採択、9ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7171)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関する科学パネル」(CEPパネル)は、マツ及びトウヒから得られるセルロース繊維(70~92 %)及びヘミセルロース(8~30 %)から成る物質である漂白したセルロースパルプの安全性を評価した。当該物質は、ポリエチレン及びポリプロピレン製の食品接触材料中の■■■(訳注:原文黒塗り)に使用することを意図する。最終製品は、全食品用、及びホットフィル(hotfill)工程を含む高温での短時間の保存をともなう又はともなわない室温における長期保存用に使用することを意図する。 当該物質の■■■(訳注:原文黒塗り)を含有する低密度ポリエチレンのサンプルが、模擬食品を使用した広範な移行試験、及びジクロロメタン(dichloromethane)を使用した抽出試験に付された。検出限界(LOD)の範囲は■■■(訳注:原文黒塗り)であった(特定された場合)。CEPパネルは、これらは毒性学的懸念の閾値(TTC)を超えるヒトへのばく露に繋がる濃度の遺伝毒性物質の検出を保証するものではないことを指摘した。 さらに、移行する可能性がある全ての物質が特定されたわけではなく、適用された分析法に適していたわけでもなかった。食品への移行が予測されないため、当該物質自体に関する毒性学的データは提供されなかった。移行する可能性がある検出された低分子量の物質の安全性は、個々に検討され、適切であると考えられた。しかしながら、同パネルは、未確認成分が相当の割合で存在するため、この方法は不十分であると考えた。同パネルは、申請者が提出した情報では、食品中に移行する可能性がある、プラスチック製の食品接触材料中に使用するマツ及びトウヒ由来の漂白したセルロースパルプからもたらされる1 ,000ダルトン以下の物質の安全性評価はできないと結論付けた。したがって、同パネルは、プラスチック添加剤としてのマツ及びトウヒ由来の漂白したセルロースパルプの使用の安全性に関して結論付けることができなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7171 |