食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05790300149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、生きた動物及び動物製品中の動物用医薬品及び他の物質の残留物のモニタリング結果に関するテクニカルレポート(2020年)を公表
資料日付 2022年2月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月25日、生きた動物及び動物製品中の動物用医薬品及び他の物質の残留物のモニタリング結果に関するテクニカルレポート(2020年)(2022年1月28日承認、91ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2022.EN7143)を公表した。概要は以下のとおり。
 本レポートは、欧州連合(EU)、アイスランド及びノルウェーにおける生きた動物及び動物製品中の動物用医薬品及び特定物質の残留物の存在に関する公的管理活動の枠組みにおいて、2020年に作成されたモニタリングデータを要約する。
 総数620
,758件の検体及び約1
,300万の単独の分析結果がEU加盟27か国、アイスランド及びノルウェーから欧州委員会に報告された。これらの検体中、331
,789件が欧州理事会指令96/23/ECに基づき報告された対象検体(targeted sample)、4
,259件が疑いのある検体(suspected sample)であり、2
,551件の検体が輸入時に収集され、282
,159件の検体が国の法律に基づき作成された計画の枠組みにおいて試験された。
 大多数の国は欧州理事会指令96/23/EC及び欧州委員会決定97/747/ECにおいて規定された最低限のサンプリング頻度を満たした。全体として、2020年における不適合検体の割合(0.19 %)は2019年(0.3 %)だけでなく、それ以前の11年間(0.25 %~0.37 %)と比較しても低かった。先立つ三年間に比べて(0.30~0.35 %)、2020年において、全体的に同じパターンが対象検体に観察された(0.27 %)。2017年、2018年及び2019年からの結果に比べて、2020年における不適合の結果の頻度は、抗甲状腺剤、ステロイド及びレゾルシル酸ラクトン類(resorcylic acid lactones)に関して減少した。禁止物質に関して、2019年に比べて2020年における不適合の頻度は高かったが、2017年及び2018年と比較すると低かった。化学元素(金属類を含む)に関して、2020年における不適合の頻度は、2017年及び2019年と比較すると低かったが、2018年に比較すると高かった。
 2017年、2018年及び2019年の結果と比較して、駆虫剤、有機塩素系化合物、有機リン系化合物、染料及び「その他の物質」に関して減少が見られた。抗コクシジウム剤、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)、「他の薬理活性物質」及びカビ毒(マイコトキシン)に関して、2019年に比較して不適合の頻度は高かったが、その他の物質及び環境汚染物質に関しては低かった。その他の物質グループに関して、目立った変化はなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-7143