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資料管理ID syu05790210108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、絶滅危惧種及び絶滅の恐れのある種を殺虫剤から保護するために措置を講じると公表
資料日付 2022年3月8日
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概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は3月8日、絶滅危惧種及び絶滅の恐れのある種を殺虫剤から保護するために措置を講じると公表した。概要は以下のとおり。
 EPAは、殺虫剤マラチオンに関する米国魚類・野生生物局(FWS)の全国的な最終生物学的意見(BiOp)に対応して、絶滅危惧種及び絶滅の恐れのある種を保護するための措置を講じる。当該殺虫剤は、一般的に、蚊の広域駆除や作物及び観賞植物を加害する昆虫の駆除に使用されている。
 種の保存法(Endangered Species Act、ESA)に基づき、EPAは、多くの農薬登録措置を含む特定の措置が、米国の絶滅の恐れのある種及び絶滅危惧種(リストに記載されている種)を危険にさらしたり、指定された重要な生息地を不利に改変したりしないことを保証する。2017年1月、EPAはマラチオンの生物学的評価を公表し、当該評価では、この農薬の登録によりリストに記載されている種とそれらの重要な生息地に悪影響を与える可能性があることが確認された。
 これらの調査結果により、EPAはFWSとの正式な協議を開始した。次に、FWSは、マラチオンの使用がリストに記載されている種を危険にさらす可能性があるか、またはそれらの重要な生息地を不利に改変する可能性があるかどうかを評価するBiOpの草案を作成した。 2021年4月、EPAは意見公募のためにFWSのBiOp草案を公表し、BiOpを最終化させるときに検討するためにFWSへのコメントを要約した。
 このBiOp最終版は、省庁間の共同作業の成果である。FWS、EPA、米国農務省(USDA)及び農薬登録者が協働して、リストに記載されている種を保護するための低減策を特定した。協議に関与した登録者は、製品ラベルを変更することによってこれらの措置を実施することに同意した。
 当該BiOpは、登録再評価中の農薬についてEPAがFWSと協議した結果として得られた最初の全国的なBiOp最終版である。したがって、当該BiOpは、リストに記載された種を農薬から保護するためのEPAのFWSとの取り組みにおける画期的出来事であり、農薬協議手続きを改善するためのEPAの幅広い取り組みを前進させるであろう。
 当該BiOp最終版は、EPAのFWSとの正式なESA協議手続きの最終段階である。EPAはBiOpの実行に責任がある。2022年4月29日までに、EPAは登録者に修正したラベルをEPAに提出することを要求する。その後、登録者はこれらの修正したラベルを提出するために60日間の猶予が与えられる。EPAは当該BiOp最終版の発行から18か月以内に、登録者契約文書毎に修正されたラベルを承認し、絶滅危惧種保護公報を作成する。
 FWSによるマラチオンの全国的なBiOp最終版は、以下のURL(BiOpのページ)から入手可能。
https://www.epa.gov/endangered-species/biological-opinions-available-public-comment-and-links-final-opinions
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/pesticides/epa-takes-steps-protect-endangered-and-threatened-species-insecticide