食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05790080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus niger DP-Aze23株から生産された食品用酵素グルコースオキシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年3月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月4日、遺伝子組換えAspergillus niger DP-Aze23株から生産された食品用酵素グルコースオキシダーゼ(glucose oxidase)の安全性評価に関する科学的意見書(2022年1月27日採択、18ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7181)を公表した。概要は以下のとおり。
 食品用酵素グルコースオキシダーゼ(β-D-グルコース:oxygen 1-oxidoreductase; EC 1.1.3.4)は、Danisco US社の遺伝子組換えAspergillus niger DP-Aze23株により生産される。当該遺伝子組換えは安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素には生産菌の生細胞及びそのDNAがないと考えられる。当該食品用酵素は、ベーキング工程、シリアルベースの工程及び卵の加工において使用することを意図する。
 最大使用レベルに基づき、当該食品用酵素の総有機固形物(TOS)への食事性ばく露量は欧州集団において最大0.05 mgTOS/kg体重/日と推定された。遺伝毒性試験は安全性の懸念を示さなかった。全身毒性はラットにおける90日間反復経口投与試験によって評価された。EFSAの「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関する科学パネル」(CEPパネル)は、試験された最大投与量である19.55 mgTOS/kg体重/日の無毒性量(NOAEL)を特定したが、それを推定食事性ばく露量と比較すると、ばく露マージンは380を超えた。当該食品用酵素のアミノ酸配列の既知のアレルゲンとの類似性が調査され、一つが一致した(訳注:特定された一つのアレルゲンの詳細は原文黒塗り)。
 同パネルは、意図する使用条件下で、食事性ばく露によるアレルギーの感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは排除できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと考えた。提供されたデータに基づき、同パネルは意図する使用条件下で当該食品用酵素は安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7181