食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05780460305
タイトル 欧州連合(EU)、食品安全に関する欧州議会の決議等を官報で公表
資料日付 2022年2月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は食品安全に関する欧州議会の決議等を官報で公表した。
欧州連合(EU)の官報に掲載された食品安全に関する決議等は以下のとおり。
対象期間:2022年2月8日
1. 通知番号(2022/C 67/06)
 動物由来の食品中の最大残留基準値(MRL)に関して有効成分イミダクロプリド(imidacloprid)を分類するために欧州委員会規則(EU) No 37/2010を改正する欧州委員会施行規則(EU) 2021/621(※訳注)に関する2021年6月10日の欧州議会決議(2021/2705)
欧州議会は、
(1) 規則(EU) 2021/621は、動物由来の食品中の薬理有効成分の残留基準値の設定の共同体手続きを定める欧州議会及び理事会規則(EC) No 470/2009に規定する施行権限(implementing powers)を越えると考える。
(2) 規則(EU) 2021/621は、根拠となる動物用医薬品委員会による意見が要約においてしか利用できない限りにおいて、情報の自由、及び透明性、民主的精査、及び説明責任の原則に違反する点で、連合法と一致しないと考える。
(3) 欧州委員会に規則(EU) 2021/621を廃止し、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005附属書IVに定める水生用途に対して最大レベルを設定できない薬理有効成分のリストにイミダクロプリドを収載する新たな規則案を動物用医薬品委員会に提出するよう求める。
以下略
(※訳注) 欧州委員会施行規則(EU) 2021/621
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32021R0621&from=EN

2. 通知番号(2022/C67/07)
 有効成分硫酸アンモニウムアルミニウム(aluminium ammonium sulphate)等44物質(※訳注:フルミオキサジン(flumioxazine)を含む)の認可期間の延長に関する欧州委員会施行規則(EU) No 540/2011の改正に関する欧州委員会施行規則(EU) 2021/745(※訳注)に関する2021年6月10日の欧州議会決議(2021/2706)
欧州議会は、
(1) 規則(EU) 2021/745は、植物保護製剤の上市に関する欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009に規定する施行権限(implementing powers)を越えると考える。
(2) 規則(EU) 2021/745は、予防的原則を遵守しない点で、連合法と一致しないと考える。
(3) 再認可の過程及び内分泌かく乱物質の特定における深刻な遅延を強く非難する。
(4) フルミオキサジンに対する認可期間を再度延長する決定は欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009に規定する安全基準に一致せず、当該物質は安全に使用可能であるとのエビデンスに基づかず、連合の食品生産における当該物質に対する証明された緊急のニーズにも基づいていないと考える。
(5) 欧州委員会に規則(EU) 2021/745を廃止し、関連する全ての物質、特にフルミオキサジンの有害特性に関する科学的エビデンスを考慮した新たな規則案を動物用医薬品委員会に提出するよう求める。
(以下略)
(※訳注) 欧州委員会施行規則(EU) 2021/745
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32021R0745&from=EN
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:52021IP0285&from=EN
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:52021IP0284&from=EN