食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05760460104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、鹿慢性消耗病(CWD)の発生に関する情報を更新
資料日付 2022年1月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は1月13日、鹿慢性消耗病(CWD)の発生に関する情報を更新した。概要は以下のとおり。
 2022年1月現在、米国本土の少なくとも27州及びカナダの2州において、移動範囲に制限のない(free-range)、シカ(deer)、アメリカアカシカ(elk)及び/又はヘラジカ(moose)のCWDが報告されている。さらに、ノルウェー、フィンランド及びスウェーデンではトナカイ及び/又はヘラジカのCWDが報告されており、韓国では少数の輸入症例が報告されている。当該疾病は、農場で飼育されたシカ及びアメリカアカシカでも見つかっている。
 全国的にみれば、移動範囲に制限のないシカ及びアメリカアカシカでの全体的なCWD発生率は比較的低い。しかし、疾病が定着しているいくつかの地域では、感染率はおそらく10 %(10頭中1頭)を超え、局所的には25 %(4頭中1頭)よりも高い感染率が報告されている。一部の飼養(captive)シカでの感染率はより高く、少なくとも一つの飼養シカ群で感染率が79 %(5頭中4頭に近い)であったことが報告されている。
 2022年1月時点で、米国27州の380郡から、移動範囲に制限のないシカ科動物でのCWDが報告されている。
(訳注1)飼養(captive)とは、移動範囲に制限のある状態で飼育されていることを指す。
(訳注2)シカ(deer)には、オジロジカ等の小型のシカ科動物が含まれる。
(訳注3)前回更新時(2021年8月)からの変更内容は、発生が報告された米国内の州(アラバマ州及びアイダホ州)及び郡(アラバマ州1郡、アーカンソー州5郡、アイダホ州1郡、カンザス州1郡、ミネソタ州1郡、ミシシッピ州1郡、ミズーリ州3郡、モンタナ州1郡、サウスダコタ州3郡、テネシー州5郡、ウィスコンシン州2郡の計24郡)の追加である(米国の州数は25から27に増加、郡数は356から380に増加)。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/prions/cwd/occurrence.html