食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05760400149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物衛生法のカテゴリーA疾病(山羊伝染性胸膜肺炎)の管理措置の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年1月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月25日、動物衛生法のカテゴリーA疾病(山羊伝染性胸膜肺炎)の管理措置の評価に関する科学的意見書(88ページ、2021年12月15日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、欧州委員会から動物伝染病(transmissible animal diseases)に関する規則(EU) 2016/429(動物衛生法)に基づくカテゴリーAリストに含まれる疾病(※訳注)に対する複数の管理措置の有効性を評価する要請を受けた。本意見書はこのような評価予定の管理措置に関する一連の意見書の一つであり、山羊伝染性胸膜肺炎(CCPP: Contagious Caprine Pleuroneumonia)に対する管理措置の評価を対象としている。
 本意見書では、以下の項目の有効性について、EFSA並びに動物衛生及び動物福祉に関する科学パネル(AHAWパネル)の専門家がレビューを行っている。(i)臨床及び検査機関のサンプリング手順、(ii)モニタリング期間、(iii)保護及び監視区域の最小半径、並びに(iv)これらの区域で措置を適用すべき最短期間。この一連の意見書に用いられる一般的な方法論は別に公表されている。これらの評価の必要があった管理措置に関する複数のシナリオは、評価開始に先立って設計され、合意された。
 考慮されたシナリオに応じた様々な臨床及び検査サンプリング手順が提案された。認識度が高いと予想される(訳注:過去に同疾病が検出されているなど、同疾病に対する認識が高い)感染地域においては、45日間のモニタリング期間は有効であると評価され、認識度の低い地域での初発症例発生時においては少なくとも180日間(6か月間)のモニタリング期間が必要であると評価された。伝播カーネル(transmission kernel)が存在せず、その推定のためのデータも入手可能でないため、専門家の知見に基づき、3 kmの監視区域は有効であると判断され、一方で保護区域は感染施設に隣接する施設を含めるよう設定すべきであるとした。
 評価されたシナリオごとに示された提言は、欧州委員会がCCPPに関連した今後の法案を起草する際、また、妥当な臨時要請を行うための支援を目的としている。
(※訳注)同規則第9条第1項(a)で言及される、欧州連合(EU)内で通常発生せず、検出され次第直ちに根絶措置を実施しなければならないとする疾病。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2022.7068