食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05760210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、なたね及びアマニ中のアゾキシストロビンに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2022年1月21日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月21日、なたね及びアマニ中のアゾキシストロビン(azoxystrobin)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2021年12月10日承認、34ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7051)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、Industrias Afrasa社、Albaugh
TKI 社、Lainco社はギリシャの管理当局に対して、なたね及びアマニ中のアゾキシストロビンに対する現行のMRLを改正するよう申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、なたねに対するMRL案を導出するのに十分であった。アマニに対して現行のMRLの改正は提案されなかった。バリデーションがとれた0.01 mg/kgの定量限界(LOQ)で、検討対象の作物中のアゾキシストロビンの残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 リスク評価の結果に基づき、アゾキシストロビンに対する急性リスク評価は必要とみなされないと述べ、EFSAは報告された農業生産工程管理に従ったアゾキシストロビンの使用の結果生じる残留物の長期的摂取が、消費者の健康に対してリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。
品名        現行MRL mg/kg       MRL改正案 mg/kg
なたね         0.4           変更なし(※注)     
アマニ         0.5             0.7
(※注) 提出されたデータは、欧州連合北部(NEU)の使用では規制のためのLOQ(0.01 mg/kg)を上回る残留を示さない。EFSAはEU南部(SEU)の使用は、農業生産工程管理(GAP)に準拠したデータにより裏付けされなかったと結論付けた。提出されたデータは、現行のMRLが改正されなければならないエビデンスを提示しない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7051