食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05750130462 |
タイトル | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)、登録されたままのクロルピリホスの登録取り消しを公表 |
資料日付 | 2021年12月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)は12月21日、登録されたままのクロルピリホスの登録取り消しを公表した。概要は以下のとおり。 当該決定は、以前の「評価見直しに関する通知」(REV2021-02)を差し替えるものである。以前の通知では、クロルピリホスを含有する害虫駆除製品で登録されたままのものは、義務付けられているデータを満たしていないことを理由に登録が取り消される旨の通知が行われた。しかし、段階的に廃止する期間(フェーズアウト期間)の根拠は述べられなかった。 今回の通知は、データ提出が義務付けられている当該登録を直ちに取り消すと同時に、フェーズアウト期間の根拠も示している。 クロルピリホスに関する評価見直しは複数の段階において行われた。第一段階(2000、2003及び2007年)は健康影響及び一部の環境リスクに関する評価が行われ、環境に関する完全なリスク評価は2020年に完了した。 評価見直しの最終段階は、現在の健康影響評価の更新が狙いであった。クロルピリホスの環境リスクに関する評価見直し後の決定は、害虫駆除製品の多数の登録の取り消しに繋がった。同省は、登録されたままの製品についても、現在の健康影響評価の見直しに必要な追加データを特定した。 登録保持者は必要なデータを提出することができなかった。したがって、同省は、クロルピリホスを含有する害虫駆除製品で登録されたままのものに関して登録を取り消した。それに伴うフェーズアウト期間のタイムラインは以下のとおりである。 登録保持者による販売の期限:2021年12月10日。小売業者による販売の期限:2022年12月10日。アルファルファルーパーの駆除を意図したキャノーラへの使用を含む全ての用途、及びネキリムシの駆除を意図したニンニクへの使用の期限:2023年12月10日。 同省は、以下を理由に、クロルピリホスの現在の用途に関するリスクは、当該フェーズアウト期間において差し迫ったものでも重篤なものでもないと判断した。 ・カナダにおける住宅での使用はない。 ・職業用途におけるリスク軽減措置が実施されている。 ・食品中から検出されることは、ほとんどない。 ・食品由来の健康上の懸念は低い。 ・飲用水由来の健康上の懸念は低い。 ・カナダ国民を保護するための同省の評価が継続される。 ・カナダにおける販売が減少している。 ・国際的に使用が減少している。 ・カナダでは重篤な事例は報告されていない。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA) |
情報源(報道) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA) |
URL | https://www.canada.ca/en/health-canada/services/consumer-product-safety/reports-publications/pesticides-pest-management/decisions-updates/reevaluation-note/2021/cancellation-remaining-chlorpyrifos-registrations.html |