食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05740430104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、Fresh Express社が製造した包装済みサラダに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を公表
資料日付 2021年12月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は12月22日、Fresh Express社が製造した包装済みサラダに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. CDCは現在、包装済みサラダに関連する2件の別々のリステリア集団感染を調査している。当該集団感染は、Fresh Express社が製造した包装済みサラダに関連している。もう1件の集団感染は、Dole社が製造した包装済みサラダに関連している。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染について調査を行うため、様々な種類のデータを収集している。
3. 疫学及び検査のデータにより、Fresh Express 社の包装済みサラダがリステリア菌に汚染され、病因となっている可能性のあることが示されている。
4. 2021年12月21日時点で、リステリア・モノサイトゲネスの集団感染株に感染した計10人が8州(ニュージャージー州、ペンシルベニア州他)から報告されている。発症日は2016年7月26日から2021年10月19日までである。患者の年齢は44歳から95歳で、年齢中央値は80歳、60 %が女性である。10人の全員が入院した。死亡者1人がペンシルベニア州から報告されている。
5. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1か月間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた5人のうち4人(80 %)が、様々な種類の包装済みサラダを喫食したと報告した。患者2人は具体的にFresh Expressブランドのサラダを喫食したと報告した。調査担当者は、患者が喫食した包装済みサラダのブランドと種類に関する詳細情報を入手するよう取り組んでいる。
6. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを意味する。
7. 2021年12月16日、ミシガン州農務当局は、所定の検体採取で食料品店から収集したFresh Express社のSweet Hearts Romaine Lettuce Sweet Butter Lettuce(ロメインレタスとサラダ菜のミックスサラダ)の包装済みサラダにリステリア菌の集団感染株を確認した。
8. 2021年12月20日、Fresh Express社は、2021年11月20日以降、イリノイ州Streamwoodにある施設で製造された包装済みサラダをリコールした。リコール対象のサラダを喫食、販売及び提供してはならない。CDC及びFDAは、他の製品が汚染されてないかを判断するための取り組みを行っている。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/packaged-salad-12-21-b/index.html