食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05730910149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、乳生産用及び繁殖用の反すう動物に使用する飼料添加物(3-ニトロオキシプロパノールからなる)(Bovaer(登録商標)10)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年11月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月19日、乳生産用及び繁殖用の反すう動物に使用する飼料添加物(3-ニトロオキシプロパノールからなる)(Bovaer(登録商標)10)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2021年9月30日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 当該製品Bovaer 10は、畜産添加物(zootechnical additive)として使用される。入手可能なADMEデータに基づけば、有効成分3-ニトロオキシプロパノール(3-NOP)の対象動物種における全身ばく露又は接触部位の毒性は考えにくい。ただし、遺伝毒性に関しては完全に解明されていない。したがって、EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、Bovaer 10は提案されている最大推奨用量で 乳牛に対して安全であると結論付けた。しかし、安全マージンは設定できなかったことから、同パネルは、当該添加物の他の動物種/カテゴリーに対する安全性に関しては結論付けることはできなかった。
 同パネルは、消費者が、3-NOPの代謝物の一つである3-ニトロオキシプロピオン酸(NOPA)にばく露されると判断した。NOPAは、提出された試験に基づけば遺伝毒性はなかった。
 同パネルは、提案されている使用条件下でBovaer 10を動物栄養に使用することは、消費者及び環境にとって懸念とはならないと結論付けた。
 同パネルは、当該添加物は提案されている使用条件下で、乳牛の腸内メタンガス生産の低減に有効である可能性があると結論付けた。この結論は乳生産用及び繁殖用の他の全ての反すう動物に外挿された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6905