食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05730630495
タイトル ノルウェー食品安全庁(NFSA)、Hardangervidda地域のトナカイに関して国策としての殺処分を推奨しないとの提言
資料日付 2021年11月23日
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分類2 -
概要(記事)  ノルウェー食品安全庁(NFSA)は11月23日、Hardangervidda地域のトナカイに関して国策としての殺処分を推奨しないとの提言を行った。概要は以下のとおり。
 NFSA及びノルウェー環境庁は、Hardangervidda地域の野生のトナカイにおける鹿慢性消耗病(CWD)対策として、次の段階への推奨事項を発表した。包括的な評価が行われた結果、2022年の冬に国策としての殺処分を実施することは推奨されない。
 一方で、懸念材料もある。ノルウェー国立獣医学研究所(NVI)の最新の評価結果からは、同地域の野生のトナカイがCWDに感染している可能性や、2021年の狩猟シーズンにおける個体数削減目標が達成されていないことが示された。
 しかし、自然条件や、生息地における野生トナカイの状態及び行動を考慮すれば、そのような殺処分の実施は非常に困難であり、殺処分によるプラスの影響がマイナスの結果を上回るのかが疑問視される。このことは、CWD対策における大きな課題である。
 群におけるCWD感染拡大リスクは雄の成獣に負うところが大きいことから、冬に3.5歳超の雄を可能な限り多く殺処分することは、リスクをCWDの早期段階で低減する一助となる。しかし、削減頭数目標を達成することは非常に困難である。我々の提言は、感染個体の推定頭数、死亡頭数、検体分析、自治体からの報告及び学会からの助言を考慮した包括的な評価に基づく。
 当該答申は関係閣僚、NFSA及びノルウェー環境庁によって検討が行われ、政策方針が決定される予定である。
地域 欧州
国・地方 ノルウェー
情報源(公的機関) ノルウェー食品安全庁(NFSA)
情報源(報道) ノルウェー食品安全庁(NFSA)
URL https://www.hjortevilt.no/anbefaler-ikke-statlig-felling-pa-hardangervidda-i-vinter/