食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05730410161
タイトル 英国毒性委員会(COT)、食品接触材料中の竹成分に関するポジションペーパーを公表
資料日付 2021年11月25日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  英国毒性委員会(COT)は11月、食品接触材料中の竹成分に関するポジションペーパーを公表した。概要は以下のとおり。
 当該資料はポジションペーパー素案であり、COTの意見を代表するものではないことから引用禁止である。
 COTは以前、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)及びオランダ食品・消費者製品安全局(NVWA)の報告書に関して評価を行った。BfRは、ホルムアルデヒドに関する独自の耐容一日摂取量(TDI)である0.6 mg/㎏/日を適用していた。NVWA及び欧州食品安全機関(EFSA)が用いたTDIは、より低く、0.15 mg/㎏/日であった(BfR 2020;NVWA 2021b;COT 2021b)。全体として、COTは、ばく露評価がより安全側に立ったものだが、必ずしも最悪のケースというわけではないと結論付けた。
 COTは、BfR及びNVWAの報告書において、少し異なるアプローチが取られたものの、概ね同じ結論に至ったという点で合意した。双方の報告書に関する評価に基づき、COTは、竹成分を含有するカップからのホルムアルデヒド及びメラミンの移行はヒトの健康上の考えられる懸念である可能性があると結論付けた。
 当該議論の後、竹成分及び他のバイオベースの食品接触材料が関連する健康影響評価に関する英国の研究が進行中である旨がCOTに伝えられた。当該研究は、ホルムアルデヒド及びメラミンの移行レベルを取り扱うと同時に、他の化学物質(重金属及び残留農薬など)が存在する可能性も探る。
 これを踏まえ、入手可能なエビデンスに基づき、COTは、英国のデータが入手可能となり次第、完全なリスク評価を実施することが適切であろうと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) 英国毒性委員会(COT)
URL https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2021-11/TOX-2021-59%20Interim%20position%20paper%20on%20bamboo%20composites%20in%20food%20contact%20materials.pdf