食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05730050314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、欧州食品安全機関(EFSA)による二酸化チタンの再評価結果に関する意見書を公表
資料日付 2021年12月8日
分類1 -
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は12月8日、欧州食品安全機関(EFSA)による二酸化チタンの再評価結果に関する意見書(2021年12月8日付け、No. 038/2021)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の健康影響に関する再評価を行い、2021年5月6日にその結果を公表した。文献のシステマティックレビュー(特に、二酸化チタンがもたらす遺伝毒性効果の可能性に関する研究に関して)が行われた結果、EFSAは以下のように結論付けた。
 二酸化チタンの遺伝毒性の可能性は十分な確実性を伴って排除することはできないとの結論に達した。したがって、食品添加物としての二酸化チタンは、もはや安全であるとは判断されない。現時点では、遺伝毒性物質に関しては健康に害のない用量が決められていないことから、二酸化チタンの許容一日摂取量(ADI)は導出されない。
 BfRは、EFSAが遺伝毒性に関して考慮したデータを取り上げ、概ねEFSAと同じ結論に達した。しかし、最終的な評価を行うためには、依然として知見ギャップがあると指摘する。現時点では、例えば、二酸化チタンがどの程度及びどのような方法で遺伝物質を損傷するのかはまだ不明である。粒子の性質、大きさ、形状、結晶性はどのような影響を与えるのか?がんリスクはあるのか?これらの質問に対する答えは、まだ見つかっていない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/cm/343/neubewertung-von-titandioxid-bfr-zieht-aehnliche-schluesse-wie-die-europaeische-behoerde-fuer-lebensmittelsicherheit.pdf