食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05720540105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品・飼料用の遺伝子操作した植物、増収及び除草剤耐性トウモロコシについてのバイオテクノロジー協議の完了に関する公式文書(BNF No. 171への回答書)を発出
資料日付 2021年8月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は8月17日、食品・飼料用の遺伝子操作した(Genetically Engineered
, GE)植物、増収及び除草剤耐性トウモロコシについてのバイオテクノロジー協議の完了に関する公式文書(BNF(Biotechnology Notification File) No. 171への回答書)を発出した。
 本公式文書(letter)は、GEトウモロコシ品種DP202216に関して、Pioneer Hi-Bred International社(Pioneer社)と、我々FDA(食品安全・応用栄養センター(CFSAN)及び動物用医薬品センター(CVM))との協議について述べるものである。パイオニアが提供した情報によると、DP202216トウモロコシは、収量増加の可能性とグルホシネート-アンモニウム除草剤への耐性を持つよう遺伝子操作されている。草勢、光合成能、及び栄養素利用能に関連したトウモロコシZMM28転写因子の発現量増加及び発現領域拡大により、収量増加の可能性が高められている。グルホシネート-アンモニウム除草剤に対する耐性は、Streptomyces viridochromogenes由来のホスフィノトリシン・アセチルトランスフェラーゼ(PAT)の発現によって付与されている。
 本協議の手続きの一環として、Pioneer社は、DP202216トウモロコシの安全性評価及び栄養評価の概要並びに追加情報をFDAに提出した。当該書類により、本製品がFDAの管轄内にある法的要件及び規制要件を確実に満たすためにPioneer社が講じた措置についての情報がFDAに通知された。Pioneer社は自社が実施した安全性及び栄養評価に基づき、DP202216トウモロコシ由来の食品及び動物用フード(訳注:飼料及びペットフード)は、組成、安全性及びその他の関連因子において、現在市場にあるトウモロコシ由来の食品及び動物用フードと実質的な違いはない、また、遺伝子操作されたDP202216トウモロコシは、FDAによる市販前審査あるいは承認を必要とする問題を提起しないと結論づけている。
 DP202216トウモロコシ由来の食品あるいは動物用フードを販売する前に、米国環境保護庁(EPA)及び米国農務省(USDA)からの許可を含む、全ての適切な許可を取得するのは、Pioneer社の責任である。
 Pioneer社がFDAに提示した情報に基づき、現時点でDP202216トウモロコシに由来する食品及び動物用フードに関して、更なる質問はない。
 BNF 000171への回答書である本公式文書は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/media/153926/download
 BNF 000171の評価の概要である覚書は、以下のURLから入手可能。
・CFSANによる覚書(食品としての評価概要)
https://www.fda.gov/media/153927/download
・CVMによる覚書(動物用フードとしての評価概要)
https://www.fda.gov/media/153928/download
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.cfsanappsexternal.fda.gov/scripts/fdcc/index.cfm?set=NewPlantVarietyConsultations&id=DP-2O2216-6