食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05710790149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(レモンバーム(Melissa officinalis L.)の葉由来の水性エタノール抽出物を乾燥させたものからなる)の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年10月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月29日、全動物種に使用する飼料添加物(レモンバーム(Melissa officinalis L)の葉由来の水性エタノール抽出物を乾燥させたものからなる)の安全性に関する科学的意見書(2021年9月29日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 当該添加物は、レモンバームの葉由来の水性エタノール抽出物を乾燥させたもので、官能的添加物(sensory additive)(香料化合物)として飼料に使用することを意図している。その仕様は、ヒドロキシケイ皮酸誘導体(ロスマリン酸を3 %以上含む)が10 %以上である。
 EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、以前の評価においてエイムス試験(復帰突然変異試験、Ames Test)で得られた矛盾するデータや、レモンバームの葉由来の抽出物中のフラボノイド及び他の化合物の存在に関する定性的及び定量的な不確実性を考慮し、当該添加物を、提案されている用量である100 mg/㎏完全配合飼料で使用した場合の対象動物種、消費者及び使用者に対する安全性に関して結論付けることはできなかった。
 提出された新たなデータにより、当該添加物中に存在する唯一のプラボノイドとしてルテオリン3’-グルクロニドが特定された。また、存在するヒドロキシケイ皮酸の特性評価が改善され、当該添加物は遺伝毒性はないことが実証された。
 同パネルは、当該添加物は、提案されている最大用量である100 mg/㎏完全配合飼料で全動物種に対して安全であると結論付ける。
 当該添加物の飲水投与は、混餌投与における一日当たりの総摂取量が安全と考えられる一日当たりの量を超えない限り安全である。
 当該添加物を、安全と考えられる当該最大濃度で動物栄養に使用することは、消費者にとって安全上の懸念とはならない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6904