食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05700710149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「イソマルツロースと正常なエネルギー産生代謝」に関する健康強調表示の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年10月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月20日、「イソマルツロース(isomaltulose)と正常なエネルギー産生代謝」に関する、欧州議会及び理事会規則(EC)No 1924/2006第13条第5項の規定に従った健康強調表示の評価に関する科学的意見書(2021年9月15日採択、8ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6849)を公表した。概要は以下のとおり。
 BENEO社からドイツの管理当局を通じて提出された規則(EC)No 1924/2006第13条第5項の規定に従った健康強調表示の認可を求める申請を受けて、EFSAの「栄養、新食品及び食品アレルゲンに関する科学パネル」(NDAパネル)はイソマルツロースと正常なエネルギー産生代謝に関連する健康強調表示の科学的実証に関する意見書を提出するよう要請された。新たに開発された科学的エビデンスに基づく健康強調表示に該当する申請の範囲が提案された。
 健康強調表示の対象として申請者から提案された食品はイソマルツロースである。NDAパネルは、イソマルツロースは十分に特性評価されていると考える。申請者から提案された強調効果は、「正常なエネルギー産生代謝」である。NDAパネルは、正常なエネルギー産生代謝への寄与は有益な生理学的効果であると考える。間接熱量測定や安定同位体手法を用いた多くのヒトの試験では、エネルギー源としてイソマルツロースが食後に代謝利用されていることが示されている。しかしながら、エネルギーを含む全ての主要栄養素(すなわち、炭水化物、たん白質、脂質)は体にエネルギーを供給するので、この特性はイソマルツロースに特有のものではない。
 NDAパネルは、イソマルツロースの摂取とエネルギー産生代謝への寄与との間の因果関係は確立されたと結論付ける。次の表現は科学的エビデンスを反映する。「イソマルツロースは正常なエネルギー産生代謝に寄与する」。エネルギー産生代謝への寄与はイソマルツロースに特有なものではなく、体に代謝エネルギーを供給するエネルギーを含む全ての主要栄養素(すなわち、炭水化物、たん白質、脂質)に当てはまり、量の大小にかかわらず強調効果に寄与するため、NDAパネルは当該強調表示に関する使用条件を設定できない。申請者は、食品及び/又は飲料中の他の糖類をイソマルツロースに代替することを提案する。対象集団は一般集団である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6849