食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05700650301
タイトル 国際原子力機関(IAEA)、新たな協同研究プロジェクト「品種開発を加速するための放射線誘発作物多様性及び遺伝子関連解析(D24015)」を公表
資料日付 2021年10月14日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  国際原子力機関(IAEA)は10月14日、2022年から2026年までの5年にわたり実施される、新たな協同研究プロジェクト(CRP)の「品種開発を加速するための放射線誘発作物多様性及び遺伝子関連解析」を公表した。
 本CRPの全体的な目的:
食料安全保障及び気候変動への適応に対処する作物品種の作出を加速するため、突然変異誘発、ゲノミクス、及び、ビッグデータに関する新興技術を開発及びテストし、IAEA及び加盟国の能力を強化する。
 本CRPの具体的の研究目的:
1. ガンマ線、イオンビーム、陽子ビーム、電子ビーム、宇宙線等、多様な突然変異原により誘発される突然変異の性質を評価すること。
2. マーカー支援育種のための突然変異の基礎をなす、分子変異(体)を決定すること。
3. 遺伝子編集を適用し、少なくとも1つの変異表現型を確認すること。種子作物、二倍体ゲノム、及び、単純な形質に焦点を当てる。
4. 突然変異育種においてゲノム選抜を効果的に適用するためのテストケースを開発すること。
5. 本プロジェクトの対象である作物-形質の組み合わせにおいて、新奇変異体を同定すること。
6. 遺伝的関連性を決定するための再現性のある計算ツール及びプラットフォームを開発/適合させること。
 本CRPにおいて求められるアウトプット:
1. 発見研究及び品種開発のための、多様な変異原から作出される変異体集団。
2. ゲノムに対する多様な変異原の影響(突然変異の性質及び頻度等)に関するデータ。
3. 分子育種のマーカーとして、或いは、遺伝子編集の候補遺伝子として使用するために決定された突然変異の基礎をなす分子変異体。
4. 遺伝子関連解析、ゲノム予測のために開発/適合されたバイオインフォマティック・プラットフォーム。
5. 着目した形質について同定された、改良された突然変異系統。
6. インパクトの大きいジャーナルにおける科学的出版物。
7. 開発され、普及させたプロトコル及びトレーニングマニュアル。
 本CRPの参加方法
変異原が作物ゲノムに及ぼす影響に関する研究では最大3件の研究/技術契約、(一遺伝子或いは少数の遺伝子が関与すると予想される)単純な形質に対する明確な表現型に基づき構築される、確立・構造化された植物集団における遺伝子関連解析の研究では5~6件の研究/技術契約、突然変異育種におけるゲノム選抜では1件の研究/技術契約が予定されている。
 2021年12月15日までに、IAEAの研究契約管理セクションにおいて、CRA Webポータルに掲載されているテンプレートを使用した研究契約又は協定に関する提案の電子申請を受け付ける。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) 国際原子力機関(IAEA)
URL https://www.iaea.org/newscenter/news/new-crp-radiation-induced-crop-diversity-and-genetic-associations-for-accelerating-variety-development-d24015