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資料管理ID syu05700390360
タイトル 香港衛生署衛生防護センター、侵襲性のB群レンサ球菌感染症例の急増による疫学調査の実施について公表
資料日付 2021年10月18日
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分類2 -
概要(記事)  香港衛生署衛生防護センターは10月18日、侵襲性のB群レンサ球菌感染症例の急増による疫学調査の実施について公表するとともに、市民に感染予防のため衛生保持に留意するよう呼びかけた。概要は以下のとおり。
 センターは病院管理局から、入院患者の検査の結果、先月及び今月(10月10日現在)は、それぞれ58人と21人の侵襲性のB群レンサ球菌感染が確認され、これらは過去3年(2019年~2021年8月)の月当たり9~26件に比べ急増しているとの報告を受けた。79人の内訳は、男性42人、女性37人で、年齢は生後1か月から96歳までである。感染者の主な症状は、敗血症、脳膜炎、化膿性関節炎、膿瘍/蜂巣織炎などである。
 調査によると、一部の患者は発症前にソウギョを含む淡水魚と接触したことがあり、その一部は生の淡水魚を処理する時に手に傷があったとされている。
 化学分析では、少なくとも32症例が血清型III型sequence type 283(ST283)に属する株によるものであり、一部の患者が訪れた市場で採取された環境検体及び魚検体の遺伝子の塩基配列と一致していた。センターは、感染は生の淡水魚を扱った際の手の傷や加熱不十分の淡水魚の喫食に関連している可能性があると考えている。実際、ST283のB群レンサ球菌による侵襲性感染は生の淡水魚の喫食に関連していると指摘する海外の文献もある。東南アジア諸国でも淡水魚中のST283のB群レンサ球菌の発見が報告されている。
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港衛生署衛生防護センター
情報源(報道) 香港衛生署衛生防護センター
URL https://www.info.gov.hk/gia/general/202110/18/P2021101800708.htm