食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05700160105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、2019会計年度の農薬報告により、過去8年間にわたり農薬残留物のレベルは依然として低いという一貫した傾向が示されたことを公表 |
資料日付 | 2021年10月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は10月20日、2019会計年度の農薬報告により、過去8年間にわたり農薬残留物のレベルは依然として低いという一貫した傾向が示されたことを公表した。概要は以下のとおり。 FDAは、2019会計年度残留農薬監視プログラムの報告書を発表した。FDAは合計4 ,692検体にわたって812種類の農薬及び工業化学物質の分析を行い、検体の大部分は米国環境保護庁(EPA)によって設定された残留基準値以下であった。これらの結果は、過去8年間にわたる低レベルの農薬残留違反の傾向と一致している。 ・全体的な調査結果 2019年度にFDAは食品4 ,327検体を分析した。国内食品1 ,258検体の98.7 %及び輸入食品3 ,069検体の89.1 %は米国の農薬残留基準に適合していた。また国内食品の42.4 %、輸入食品の49.4 %は農薬残留物が検出されなかった。 同様に、動物用フード(訳注:飼料及びペットフード)365検体を分析した。国内動物用フード127検体の98.4 %、及び輸入動物用フード238検体の95.4 %が適合していた。また、国内動物用フード検体の40.9 %、及び輸入動物用フード検体の43.7 %は農薬残留物が検出されなかった。 ・補足分析 2019年度は、より高リスクになる可能性が高い産品や生産物の出所を対象とした現在の検体採取計画の有効性を評価するための補足分析を行った。歴史的には、輸入食品の違反率は国内食品よりも高く、そのため検体採取される産品のうち毎年約70 %が輸入品である。 FDAはまた、10 %以上の違反率があり、また他の基準に当てはまることを理由に、特別な注意(将来、検体採取を増加させる等)が必要な輸入食品を特定している。 ほとんどの産品に対して、FDAの現在の検体採取及び分析の戦略では、特別な注意が本当に必要な産品を把握している。 しかしながらFDAは、追加の検体採取が必要とされるのは、10 %近くの違反率を有する産品か、あるいは収集された輸入検体数が比較的少ない場所と決定した。その結果として、FDAは2022年度の検体採取において、キャベツ、レモン、レタス及び大豆に対して要求する検体数を増加させる。 ・集中的検体採取 また、「国内生産された動物由来の食品」の検体採取業務の下で、国内産牛乳、殻付き卵、蜂蜜、及び狩猟肉の153検体を分析した。収集した62検体中2検体が違反していた蜂蜜以外は、いずれの検体も農薬残留基準に違反していなかった。 全体として、この集中的検体採取での検体の88.9 %に農薬残留物が含まれていなかった。 詳細情報は、以下のURLから入手可能。 ・2019年度の残留農薬監視プログラムの農薬報告書(50ページ) https://www.fda.gov/media/153142/download ・残留農薬監視プログラムQ&A https://www.fda.gov/food/pesticides/pesticide-residue-monitoring-program-questions-and-answers |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fy-2019-pesticide-report-consistent-trends-over-past-8-years-pesticide-residue-levels-remain-low |