食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05690560297
タイトル 国際獣疫事務局(OIE)、英国で2021年9月1日に発生した牛海綿状脳症(BSE)患畜に関する即時通知を公表
資料日付 2021年9月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際獣疫事務局(OIE)は9月18日、英国で2021年9月1日に発生した牛海綿状脳症(BSE)患畜に関する即時通知を公表した。概要は以下のとおり。
I. 一般情報
1. 国/地域区分:地域、2. 発見日:2021年9月1日、3. 事案確認日:2021年9月17日、4. 原因病原体:プリオン(定型)、5.疾病分類:リスト記載疾病、6. 前回の発生日:2015年9月28日、7. 届出理由:再発生
II. 疫学
1. 当該事案の原因又は感染源:不明又は不確定
2. 疫学的コメント:
 単独の(isolated)定型牛海綿状脳症(classical BSE)の1症例が、ある酪農場の6歳半の在来種(indigenous)の雌牛で確認された。当該患畜は妊娠しており、出産が近く、その農業従事者は、頭部の姿勢の異常、球節のナックリング及び攻撃性等の異常な行動に気付いていた。当該患畜は、2021年9月2日に乳熱(milk fever)が疑われたため(ただし、無反応な状態であった)、人道的に安楽死処分された。当該症例は、48か月齢超の死亡牛に対する所定の国内法定監視・検査の際に明らかとなった。当該患畜は食肉処理されず、フードチェーンに入っていない。食品安全上あるいはヒトの健康に対する脅威はない。徹底した疫学調査が実施中である。当該BSE1症例の全てのコホート及び子孫が特定され、移動制限下に置かれている。それらの畜牛は殺処分され、BSEの検査が行われる予定である。農業従事者の安全な生活を保護するために、当該農場の詳細な場所は報告書に記載されていない。
III. 事案レベルでの管理措置
1. 家畜管理措置 適用された措置:(1)と体、副産物の公的処分、(2)トレーサビリティ
適用される措置:(1)選択的殺処分
2. 野生動物管理措置 (記載なし)
IV. 定量的データの概要
動物種:畜牛、感染可能性(susceptible)300頭、症例1頭、死亡0頭、殺処分1頭、と畜0頭、ワクチン接種0頭
V. 診断
1. 疾病の徴候:あり
2. 診断方法:診断検査
3. 検査:ELISA法、検査所:ユーロフィン社(Eurofins private)
  検査:IHC法/イムノブロット法、検査所:英国ウェイブリッジ(Weybridge)動植物衛生庁(APHA)、OIEリファレンス研究所
VI. 本事案
1. 発生地:サマセット州 Sedgemoor
2. アウトブレイク発生日:2021年9月1日
3. 疫学的ユニット:記載なし
(※訳注:2021年9月24日及び10月1日に、OIE世界動物衛生情報システム(OIE-WAHIS)にてフォローアップ報告1及び2がそれぞれ公表されたが、新たに追記された情報はなかった。)
 当該事例のフォローアップ報告は以下のURLから閲覧可能。
 Follow-up report 1
https://wahis.oie.int/#/report-info?reportId=40146
 Follow-up report 2
https://wahis.oie.int/#/report-info?reportId=40514
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) 国際獣疫事務局(OIE)
URL https://wahis.oie.int/#/report-info?reportId=39961