食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05690400314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、パーフルオロブタン酸(PFBA)は肺及び腎臓に高濃度で蓄積しないとの情報提供 |
資料日付 | 2021年9月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は9月23日、パーフルオロブタン酸(PFBA)は肺及び腎臓に高濃度で蓄積しないとの情報提供(2021年9月23日付け、028/2021)を行った。概要は以下のとおり。 Perez et al. による論文(2013年)では、工業化学物質であるPFBAがヒトの肺及び腎組織において非常に高濃度で蓄積されたことが報告された。BfRは、これらの結果を、より正確な定量化手法を用いて調べた。その結果、PFBAが定量可能な値である0.17ng/gで検出されたヒトの肺及び腎組織検体は僅か1検体であった。BfRは、PFBAはヒトの肺及び腎組織において高濃度で蓄積することは考えにくいと結論付ける。当該結論は、血中におけるPFBAの半減期が短い(別の論文でも明らかにされた)ことにより裏付けられる。 PFBAはパーフルオロアルキル化合物(PFAS)に属する。一部の長鎖PFASは、半減期が長いことから人体に蓄積するが、PFBAなどのPFASは、血中における半減期は比較的短く、複数の研究で得られた血中濃度は0.1 ng/ml未満であった。Perez et al. の論文で、ヒトの肺及び腎組織における濃度の中央値は807 ng/g及び263 ng/gと非常に高濃度だったことは驚きである。 BfRの論文(International Journal of Hygiene and Environmental Health に公表)は以下のURLから入手可能。 https://a.msip.securewg.jp/https://doi.org/10.1016/j.ijheh.2021.113830 Perez et al. の論文(Environment International に公表)は以下のURLから入手可能。 https://a.msip.securewg.jp/https://doi.org/10.1016/j.envint.2013.06.004 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | https://www.bfr.bund.de/cm/343/industriechemikalie-pfba-reichert-sich-nicht-stark-in-lunge-und-niere-an.pdf |