食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05680660298 |
タイトル | 国際がん研究機関(IARC)、「Nutri-Score:科学的根拠に基づく包装前面栄養表示」と題したIARC Evidence Summary Briefを発表し、Nutri-Scoreの義務的使用が急務であることを公表 |
資料日付 | 2021年9月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 国際がん研究機関(IARC)は9月1日、「Nutri-Score:科学的根拠に基づく包装前面栄養表示」と題した新しいIARC Evidence Summary Briefを発表し、Nutri-Scoreの義務的使用が急務であることを公表した。概要は以下のとおり。 IARCと共同研究者が主導した当該報告書は、食品の栄養価を評価する明確でシンプルな包装前面栄養表示であるNutri-Scoreが、消費者をより健康的な食品の選択へと導くための効果的なツールであることを明らかにしている。当該報告書は、科学的根拠に基づき、他の栄養ラベルに対するNutri-Scoreの優位性を強調しており、消費者のがん等の非伝染性疾患のリスク低減を促進するために、欧州とその域外で広く体系的に採用されることを求めている。 Nutri-Scoreは、英国食品基準局の栄養プロファイリングシステム(修正版)(FSAm-NPS)をベースに、ラベル表示の目的に合わせて改良したものである。欧州の多様な人々を対象とした大規模な前向きコホートによる疫学分析は、FSAm-NPSスコアの高い食品(Nutri-Scoreの評価が低く、栄養価が低い食品に相当)を多く摂取している人は、がんのリスクが高いだけでなく全体的な死亡率、より具体的には、がんや循環器系、呼吸器系、消化器系疾患による死亡率が高いことを明らかにしている。 その科学的根拠に基づき、Nutri-Scoreはすでに欧州のいくつかの国(ベルギー、フランス、ドイツ、ルクセンブルグ、オランダ、スペイン、スイス)で採用されており、数ヶ月前から欧州委員会の議論の中心となっている。2020年5月、欧州委員会は「Farm to Fork戦略」の一環として、調和のとれた義務的な包装前面の栄養表示を、2022年末までに欧州で採用することを発表した。 このプロジェクトの共同研究者は、欧州連合(EU)のいくつかの国で採用されたことは歓迎すべきことであるが、消費者を助け、真の変化をもたらすためには、この包装前面の栄養表示の使用を義務化することが緊急に必要であると述べている。 当該プレスリリースの全文は以下のURLから入手可能。 https://www.iarc.who.int/wp-content/uploads/2021/09/pr301_E.pdf |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際がん研究機関(IARC) |
情報源(報道) | 国際がん研究機関(IARC) |
URL | https://www.iarc.who.int/news-events/nutri-score/ |