食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05670550341
タイトル フランス経済・財務・復興省、フランス競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)が実施した海藻等を主成分とする栄養補助食品を対象とした調査結果を公表
資料日付 2021年7月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス経済・財務・復興省は7月29日、フランス競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)が2018年に実施した海藻等を主成分とする栄養補助食品を対象とした調査結果を公表した。概要は以下のとおり。
 DGCCRFが164の事業所を対象に実施した調査では、特に消費者からの需要が高い海藻や微細藻類を主成分とする栄養補助食品の品質を対象とし、106個のサンプルが試験所で分析された。
 DGCCRFの主な調査目的を以下に示す。
・製品表示に記載されている栄養素の含有量と、実際の含有量との整合性を確認する。
・使用されている栄養又は健康強調表示が認可され、正当なものであることを確認する。
・この種の製品では規制で禁止されている治療効果表示が使用されていないことを確認する。
・海藻を主成分とする栄養補助食品のヨウ素含有量を検査し、特に栄養補助食品の摂取によるヨウ素の摂取量が、欧州食品安全機関(EFSA)が設定した安全上限値を超えていないことを確認する。これは、慢性的に摂取しても悪影響(甲状腺機能への影響)をもたらさないとされるヨウ素の最大量に相当し、各年齢層に合わせて設定されている。
・微細藻類を含む栄養補助食品が、消費者の健康影響が懸念される含有量のミクロシスチンに汚染されていないことを確認する。これらの毒素は肝毒性がある。
 当該調査の結果、サンプル106個のうち32個に、少なくとも1つの異常が見られた。確認された異常は、栄養素の含有量が表示よりも低いものが58%、表示よりも高いものが15%、一日の最大許容摂取量を超える栄養素を含むものが13%であった。残りの異常は、使用されている栄養表示を正当化するには栄養素の含有量が不十分であるもの、もしくは記載された海藻の概要と一致しないか、ほとんど一致しないものであった。
 大型藻類を主成分とする栄養補助食品のヨウ素含有量の検査は、DGCCRFが年に一回実施する微量金属元素とヨウ素による食品汚染に関する調査に含まれている。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス経済財政産業省(MINEFI)
情報源(報道) フランス経済・財務・復興省
URL https://www.economie.gouv.fr/dgccrf/complements-alimentaires-base-dalgues