食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05670180149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、カルベンダジム及びチオファネートメチルに関する毒性学的特性及び最大残留基準値(MRL)に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2021年8月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月23日、ベンズイミダゾール(benzimidazole)系物質カルベンダジム(carbendazim)及びチオファネートメチル(thiophanate-methyl)に関する毒性学的特性及び最大残留基準値(MRL)に関する理由を付した意見書(2021年7月5日承認、66ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6773)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第43条の規定に基づき、EFSAは欧州委員会から、ベンズイミダゾール系物質カルベンダジムとチオファネートメチルの毒性学的特性及び最大残留基準値(MRL)に関する理由を付した意見書の提出を求める委任事項を受理した。具体的には、チオファネートメチル及びカルベンダジムに染色体異常誘発性の可能性があるかどうかを評価し、染色体異常誘発性の可能性が排除できる場合には、消費者リスク評価及びMRLの評価に必要な毒性学的参照値を導出することが要請された。これらの有効成分は欧州連合(EU)内ではもはや認可されていないが、コーデックス委員会によってMRLが設定されており(コーデックスの最大残留基準値:CXL)、インポートトレランスも設定されている。 入手可能なデータの評価に基づき、毒性学的参照値及びMRL案が導出され、消費者リスク評価が実施された。規制の枠組みで必要とされるいくつかの情報が欠落しており、消費者に対する急性リスクの可能性が特定された。したがって、消費者リスク評価はあくまでも目安として考えられ、EFSAが導出した全てのMRL案は、リスク管理者による更なる検討が必要であり、消費者ばく露量を低減するための対策も検討されるべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6773 |