食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05670170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、コーデックス残留農薬委員会(CCPR)の第52回会合に向けた欧州連合(EU)の見解作成のための科学的支援に関する科学的報告書を公表
資料日付 2021年8月17日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月17日、コーデックス残留農薬委員会(CCPR)の第52回会合に向けた欧州連合(EU)の見解作成のための科学的支援に関する科学的報告書(2021年6月30日承認、342ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6766)を公表した。概要は以下のとおり。
 コーデックス残留農薬委員会の第52回会合の準備のために、欧州委員会は、国際連合食料農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同農薬専門家会議(JMPR)(5月臨時会議、9月通常会議)で評価された個々の有効成分、特にコーデックスの手順のステップ3及び6で推奨される毒性学的参照値と最大残留基準値(MRL)案に関するコメントを提供するようEFSAに求めた。
 2019年に開催された2回の会合で、JMPRは消費者リスク評価に用いる毒性学的参照値の設定に関して合計20の有効成分を評価した(アセトクロール(acetochlor)、ボスカリド(boscalid)、クロロタロニル(chlorothalonil)、シプロジニル(cyprodinil)、ジカンバ(dicamba)、メソトリオン(mesotrione)、メタフルミゾン(metaflumizone)、チアベンダゾール(thiabendazole)、アフィドピロペン(afidopyropen)、ブプロフェジン(buprofezin)、クレトジム(clethodim)、ジメトエート(dimethoate)、メトコナゾール(metconazole)、オメトエート(omethoate)、ピフルブミド(pyflumide)、ピリデート(pyridate)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)、トリフルムロン(triflumuron)、バリフェナレート(valifenalate))。EFSAは、JMPRによって導出された許容一日摂取量(ADI)及び急性参照用量(ARfD)の値をEUレベルで導出された値と比較し、差異が確認された場合にはEFSAは差異の理由に関して更なる説明を行った。
 MRLの設定に関して、JMPRは47物質を評価した(アセトクロール、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、ボスカリド、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロロタロニル、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シプロジニル、ジカンバ、フェナザキン(fenazaquin)、フロニカミド(flonicamid)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、ホセチルアルミニウム(fosetyl-Al)、グリホサート(glyphosate)、メソトリオン、メタフルミゾン、スメトプレン(smethoprene)、ペンジメタリン(pendimethalin)、スピロテトラマト(spirotetramat)、テブコナゾール(tebconazole)、チアベンダゾール、アセタミプリド(acetamiprid)、アフィドピロペン(afidopyropen)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ビフェントリン(bifenthrin)、ブプロフェジン、カルベンダジム(carbendazim)、クレトジム、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、シペルメトリン類(cypermethrins)、ジメトエート、フルアジホップpブチル(fluazifop-p-butyl)、フルエンスルホン(fluensulfone)、クレソキシムメチル(kresoxim-methyl)、マンデストロビン(mandestrobin)、メトコナゾール、オメトエート、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen)、ピフルブミド、ピリフルキナゾン、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、トルクロホスメチル、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリフルムロン、バリフェナレート)。EFSAは、コーデックスによるMRL案、及び過去の年に提起された特定の懸念事項に基づきJMPRが再評価した有効成分並びに2019年のJMPR会合で議論された一般的な問題についてコメントを提供した。
 EFSAのコメントは、JMPRの報告書で提供された情報に基づき導出されたことが強調されている。JMPRの報告書にはJMPRに提出された試験に関する完全な詳細情報が含まれていないため、EFSAのコメントは委任事項において指定された特定の質問に限定されている。したがって、本報告書で報告されるコーデックスのMRL案に関する結論は、目安として考えられるべきであり、必要な場合はより詳細な評価において再検討しなければならない可能性がある。本報告書に記載されたコメントは、現在適用されているガイダンス文書及びコメント作成時に適用されているMRL規則を背景にして理解されなければならない。本コメントは法的及び科学的枠組みが変更された場合、もはや有効ではないかもしれず、修正されなければならないかもしれない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6766