食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05670080149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え(GM)Aspergillus niger DP-Azw58株由来の食品用酵素カタラーゼの安全性評価の科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2021年8月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月13日、遺伝子組換え(GM)Aspergillus niger DP-Azw58株由来の食品用酵素カタラーゼ(catalase)の安全性評価の科学的意見書(2021年7月8日採択、15ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6787)を公表した。概要は以下のとおり。 食品用酵素カタラーゼ(過酸化水素:過酸化水素酸化還元酵素; EC 1.11.1.6)はDanisco US社により、遺伝子組換えしたAspergillus niger DP-Azw58株を利用して生産される。遺伝子組換えに関しては安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素は生産株の生菌及びそのDNAを含まないと考えられる。当該食品用酵素は鶏卵加工において使用することを意図している。 最大使用レベルに基づき、当該食品用酵素の総有機固形物(TOS)への食事性ばく露量は欧州集団において最大で1μg TOS/kg体重/日と推定された。遺伝毒性試験では安全性の懸念はない。全身毒性は、ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験により評価した。 EFSAの「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネル」(CEPパネル)は、無毒性量(NOAEL)が試験における最大用量の1 ,288 mg TOS/kg体重/日であると特定し、これを推定食事性ばく露量と比較するとばく露マージンは少なくとも1.3×10の6乗となった。既知のアレルゲンとのアミノ酸配列の類似性が調査され、一つの一致が見つかった。 CEPパネルは、意図した使用条件下で、食事性ばく露によるアレルギーの感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは除外できないが、そのような反応が起こることは考えにくいと見なした。CEPパネルは、提供されたデータに基づき、当該食品用酵素が意図した使用条件下では安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6787 |