食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05660820149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(ビロードモウズイカ(Verbascum thapsus L.)由来のチンキ(great mullein tincture)からなる)の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月28日、全動物種に使用する飼料添加物(ビロードモウズイカ(Verbascum thapsus L.)由来のチンキ(great mullein tincture)からなる)の安全性に関する科学的意見書(2021年6月24日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 官能的添加物(sensory additive)として使用される当該製品は、水/エタノール溶液である。乾物含有量は最大2.8%で、ポリフェノールを平均で0.216%含有する(0.093%のフラボノイドを含む)。以前の評価に基づけば、当該添加物は完全に評価が行われておらず、乾物画分の約82%は特性評価が行われていなかった(当該チンキの2.26%に相当する)。当該チンキ中にイリドイド配糖体が存在する可能性に関する不確実性もあった。したがって、EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学的パネル」(FEEDAPパネル)は、当該添加物を提案されている最大用量(50g/kg完全配合飼料)で使用することについては、全動物種又は消費者に対する安全性に関して結論付けることができなかった。
 申請者は、特定されていない画分は、粗繊維、他の炭水化物及びたん白質からなっていることを示す新たなデータを提出した。当該チンキは、アウクビンも含有している(0.004%)。アウクビンや他の関連するイリドイドの遺伝毒性の可能性を考慮すれば、長寿命の動物(愛玩動物、他の非食料生産動物、馬、繁殖用動物)に関する結論を出すことはできない。
 短寿命の動物(肉用動物)に対しては、当該チンキは提案されている最大用量(50mg/kg完全配合飼料)で安全であり、飲水投与においては、当該添加物の総摂取量が、混餌投与で安全と判断される一日の量を超過しない限り安全であると結論付ける。
 当該チンキを安全と考えられる最大用量で動物栄養に使用することは、消費者の安全上の懸念とはならない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6711