食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05660430104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ケーキミックス粉に関連した複数州にわたる腸管出血性大腸菌O121集団感染に関する情報を公表
資料日付 2021年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は7月28日、ケーキミックス粉に関連した複数州にわたる腸管出血性大腸菌O121集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、ケーキミックス粉に関連した複数州にわたる腸管出血性大腸菌O121集団感染について調査を行うため、様々な種類のデータを収集している。
2. 2021年7月27日の時点で、当該腸管出血性大腸菌O121集団感染株の感染者計16人が12州(イリノイ州、アイオワ州、ネブラスカ州、オハイオ州他)から報告されている。発症日は2021年2月26日から6月21日までである。患者の年齢は2歳から73歳、年齢中央値は13歳であり、100%が女性である。情報の得られた16人のうち、7人が入院した。1人が腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。死亡者の報告はない。
3. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1週間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた8人のうち、6人(75%)が、ケーキミックス粉で作った生の生地の味見をしたり、喫食したりしたと報告した。患者が購入したと報告したケーキミックス粉は、種類やブランドが様々であった。
4. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体由来の細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品が原因で病気になった可能性が高いことを意味する。
5. FDAは、共通するケーキミックスのブランド又は製造施設を特定するために、患者がケーキミックス粉を購入した店舗の購入記録を使用して遡及調査を実施している。
6. CDCは、ミックス粉、自家製に関わらず、生のケーキ生地を喫食しないように人々に勧告している。生のケーキ生地の喫食により病気になることがある。生のケーキ生地には有害な微生物が含まれている可能性がある。生の生地が焼かれるか、または加熱調理されるときのみ、殺菌される。ケーキミックス粉、小麦粉及び卵等の他の生の材料を使用して、焼いたり、加熱調理したりする場合は、安全な食品の取り扱い方法に従うこと。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2021/o121-07-21/index.html