食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05640570149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(二酸化チタンからなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年6月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月16日、全動物種に使用する飼料添加物(二酸化チタンからなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2021年5月5日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 二酸化チタンは、官能的添加物(sensory additive)(機能グループ:着色料:i)(飼料において色を付与する又は向上させる物質)として使用される。飼料添加物として使用される二酸化チタンの仕様は、食品添加物として使用される二酸化チタンの仕様と合致する。
 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、食品添加物として使用される二酸化チタン(E171)はもはや安全とは言えないと結論付けた。EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、当該結論を支持し、同結論は全動物種に使用する飼料添加物としての二酸化チタンにも適用されると判断する。
 二酸化チタンの吸収レベルは低いものの、二酸化チタン粒子は半減期が長いことから体内に蓄積する可能性がある。二酸化チタン粒子の遺伝毒性は排除できず、対象動物種(特に、長寿命動物及び繁殖用動物)、消費者及び使用者に対する当該添加物の安全性に関する潜在的な懸念をもたらす。
 当該事実及び飼料添加物として使用する二酸化チタンに関する特定のデータの欠如を考慮すれば、FEEDAPパネルは、対象動物種、消費者及び環境に関する安全性に関して結論付けることはできない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6630