食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05620490149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全ての鳥類に使用する飼料添加物(サルモネラ・ガリナルム B/00111に感染させたバクテリオファージ(PCM F/00069、 PCM F/00070、 PCM F/00071 及び PCM F/00097からなる)(Bafasal(登録商標))の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年5月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月17日、全ての鳥類に使用する飼料添加物(サルモネラ・ガリナルム B/00111に感染させたバクテリオファージ(PCM F/00069、 PCM F/00070、 PCM F/00071 及び PCM F/00097からなる)(Bafasal(登録商標))の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2021年3月17日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 当該飼料添加物は、サルモネラ・ガリナルム B/00111に感染させた4種類のバクテリオファージからなる製剤で、飲用水及び液体状の補完飼料に畜産添加物(zootechnical additive)として全ての鳥類に使用することを意図している。狙いとする有効性は、肉用鶏におけるサルモネラ属菌の保菌の低減、肉用鶏のパフォーマンスの向上、又はその両方である。
 宿主株は、獲得された抗菌性剤耐性遺伝子を内包する。当該添加物からは、宿主微生物の生細胞又は宿主微生物由来の組換えDNAは検出されなかった。4種類のファージは、厳密には溶菌性であることや、ウイルスゲノムを一定の長さにパッケージする機構を有することが証明された。
 製造工程からは、ウイルスゲノムの伝播過程に由来する残余物が最終製品中に存在することは排除される。したがって、当該製品の性質及び製造に由来する懸念は予見されない。このこと及び肉用鶏での許容試験結果を考慮した結果、Bafasalは全ての鳥類に対して安全であると結論付けられた。当該添加物の性質及び製造工程を考慮すれば、Bafasalが消費者に対するリスクとなるとは予見されない。当該結論は、亜慢性経口毒性試験及び遺伝毒性試験の結果により裏付けられている。
 当該添加物の性質及び製造工程を考慮すれば、Bafasalは環境に対して安全である。
 データが不十分であることから、EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、当該製品のいかなる鳥類における有効性に関しても結論付ける状況になかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2021.6534