食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05600680475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、2021年の活動プログラムを公表
資料日付 2021年1月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は1月5日、2021年の活動プログラムを公表した。
 ANSESは全ての専門分野における活動の方向性を定めた2021年の活動プログラムを公表した。このプログラムには、正式な要請に対応して、又は、公衆衛生に関する国の主な計画の一環としてANSESが実施する予定である活動や、ANSESの研究活動及び欧州や国際レベルにおける責任について記載した。
 2021年は特に、期待されており象徴的でもある2つの課題に取り組む。ヒトの健康、動物衛生、環境の間の接点を考慮した「ワンヘルス」アプローチ、及び化学的なリスクに関連する課題へのより総合的なアプローチの開発である。また、新たな国家計画PNSE4(第4回国民健康環境プログラム)(注釈1)「我々の環境と健康」の立ち上げ、欧州グリーンディール(注釈2)の指針の実施、2022年に欧州連合議長国となるための準備に専門知識を結集する。
 食品安全と栄養に関する方針については下記のとおり。
1) 安全な食品を確保するための健康リスクの管理の強化
・最先端の技術を用いたハザードの同定と特性評価
・監視とデータ収集の組織化
・ばく露量の文書化及び健康リスクの評価
・ハザードとリスクある食品のランク付けの継続
2) 食品の供給、健康的な食事のための栄養学的便益とリスクの文書化
・食品成分と食品供給に関する情報提供(OQALI(食品の品質に関する情報)、Ciqual(フランスで摂取される食品の栄養成分))
・日常的な習慣及び決定的な要因の影響の文書化
・不適切な栄養摂取に関してリスク評価を実施し国民健康栄養プログラム(PNNS)へ反映
3) 進化する統合的な評価のための新たなリスクと傾向の予測
・今後のリスク評価の方法論の作成
・新たなリスク要因の把握及びリスク評価の調整
・警戒及び新興しつつある脅威
・健康への警告の調整
・「健康的で安全かつ持続可能な」食生活のための包括的な評価の開始
4) フランス、欧州、世界のレベルで交流や協働プロジェクトに参加し、専門家集団による評価を促進
(注釈1) 環境が健康に与える影響の軽減、地域のあらゆるレベルでの環境衛生への配慮の向上、構造化された研究プログラムの開発のための2021~2025年のプログラム
(注釈2) 2050年までに欧州を気候変動の影響を受けなくすることを目標に、欧州委員会が提案している一連の政策
 2021年の活動プログラム(英語)は下記URLから入手可能。
https://www.anses.fr/en/system/files/Anses-2021-Work-programme.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/le-programme-de-travail-2021-de-l%E2%80%99anses