食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05600550149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(ゲンチアナ・ルテア(Gentiana lutea L.)の根由来のチンキ(リンドウチンキ)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年4月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月21日、全動物種に使用する飼料添加物(ゲンチアナ・ルテア(Gentiana lutea L.)の根由来のチンキ(リンドウチンキ)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2021年3月18日採択)を公表した(PDF版19ページ)。概要は以下のとおり。
 当該添加物は、官能性飼料添加物(sensory feed additive)として全動物種に使用される。当該製品は、■■■■■(原文黒塗り)製剤で、■■■■■の含有量は乾物ベースで約4.3%である。当該製品のポリフェノールの平均含有量は0.0836%(うちフラボノイド0.0463%及びキサントン0.0027%)、ゲンチオピクロシドの平均含有量は0.0022%である。
 EFSAの「「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、リンドウチンキは、提案されている最大用量である50mg/kg完全配合飼料で、短命の動物(肉用家畜)に対して安全であると結論付ける。同パネルはまた、飲用水への使用は、当該添加物の一日当たりの総摂取量が混餌投与時に安全と判断される一日当たりの摂取量を超過しない場合において安全であると判断する。
 ゲンチオピクロシド及びキサントン(ゲンチシン及びイソゲンチシン)が潜在的に遺伝毒性を有することを考慮すれば、長命の動物(愛玩動物、馬及び繁殖用動物)に対する安全性に関しては結論付けることはできない。動物栄養に使用する際に安全と考えられる最大用量でリンドウチンキを使用することは、消費者の安全性への懸念とはならないと考えられる。
 G.lutea由来のチンキを香料として飼料に使用することによる環境に対するリスクは予見されない。G.lutea及びリンドウの根の抽出物は食品用香料として認識されている、また、飼料における機能は食品における機能と実質的に同じであると考えられることから、当該チンキの有効性に関する更なる実証は不要であると判断される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.2903/j.efsa.2021.6547