食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05590420295 |
タイトル | 国際連合食糧農業機関(FAO)、「食品安全の観点から見る食用昆虫」の刊行を公表 |
資料日付 | 2021年4月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 国際連合食糧農業機関(FAO)は4月9日、「食品安全の観点から見る食用昆虫」の刊行を公表した。概要は以下のとおり。 食用昆虫は食事に多様性をもたらし、生計を改善し、食品及び栄養の確保に寄与する可能性があり、また、他のたん白源と比べ、エコロジカル・フットプリント(訳注:人間の生活がどれほど自然環境に依存しているかをわかりやすく伝える指標)もより低い。こうした潜在的便益は、栄養価に富みかつ環境的に持続可能な代替食品源を探ることへの関心の高まりと相まって、食用及び飼料用昆虫の商業生産を促進している。 当該刊行物は、食用昆虫部門がもたらすと考えられる様々な機会を認識する一方で、食用昆虫が関連する食品安全上の影響について分析を行っており、食用昆虫に関する食品安全上の主要なハザードとして考えられるもの、生物学的ハザート(細菌、ウイルス、真菌類、寄生虫)、化学物質によるハザード(かび毒、農薬、重金属、抗菌性物質)及び物理学的ハザードを取り上げている。食用昆虫が関連するアレルゲンリスクにも言及している。 昆虫摂取のリスクは、昆虫の種、昆虫の飼養環境或いは採取場所の環境、餌、生産及び加工に用いられる手法に大きく依存する。食品安全上のハザードに関する評価を徹底して行うことは、食用昆虫部門の継続課題である、適切な衛生及び製造規範を確立する一助となる。 知見ギャップを埋め、適切な規制の枠組みを策定し、ステークホルダー間の緊密な協力を奨励することは、食品安全の推進に向けた、同部門における学際的な道筋が示されることに繋がる。 同刊行物では、最後に、食品安全問題以外の他の主要な課題(消費者からの支持及び生産拡大など)が明らかにされている。食用昆虫産業が更なるグローバル展開を行うためには、こうした課題を克服する必要があると考えられる。 「食品安全の観点から見る食用昆虫」(108ページ)の概要は以下のURLから入手可能。 https://doi.org/10.4060/cb4094en 冊子は以下のURLから入手可能。 http://www.fao.org/3/cb4094en/cb4094en.pdf |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
URL | http://www.fao.org/food-safety/news/news-details/en/c/1393477/ |