食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05580250294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/12/10~2021/1/29)を公表(鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2))
資料日付 2021年2月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は3月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/12/10~2021/1/29)を公表した(6ページ)。鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)に関する概要は以下のとおり。
現状:
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況:
 直近数か月に、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出について、中国又はその他の国の動物衛生当局から公式に入手可能な報告はなかった。
 全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況:
 中国から2020年12月9日にインフルエンザA(H9N2)ウイルス感染検査確定ヒト症例6例が報告されたが、それらは同日の前回の更新情報には含まれていなかった。12月9日以降に追加の2症例が中国から報告された。
 報告によると、8症例全てが軽度の疾患であり、インフルエンザ様疾患(ILI)監視で検出され、回復した。また、症例クラスターの報告はない。入手可能であった患者由来のウイルスの更なる特性評価が進行中である。
・2020年12月9日~2021年1月28日に中国から報告されたインフルエンザA(H9N2)ウイルス感染ヒト症例8例の情報
1. 2019年7月17日発症、湖北省8か月女児、生きた家きんへのばく露あり
2. 2020年6月1日発症、貴州省6歳女児、生きた家きんへのばく露あり
3. 2020年9月20日発症、広西6歳女児、生きた家きんへのばく露あり
4. 2020年9月27日発症、貴州省8歳女児、生きた家きんへのばく露あり
5. 2020年10月19日発症、河南省4歳女児、生きた家きんへのばく露なし
6. 2020年11月29日発症、湖南省52歳女性、生きた家きんへのばく露あり
7. 2020年12月28日発症、広東省1歳男児、生きた家きんへのばく露あり
8. 2021年1月2日発症、福建省52歳女性、生きた家きんへのばく露あり
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増えている。
 リスク評価:
(1) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性:
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露されている。ヒトの感染ではほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団において検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される
(2) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性:
 ヒト症例のクラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価されたA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な感染能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://cdn.who.int/media/docs/default-source/influenza/human-animal-interface-risk-assessments/influenza_summary_ira_ha_interface_jan_2021.pdf