食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05580060462 |
タイトル | カナダ保健省病害虫管理規制局、リニュロンに関する特別レビューの結果(最終決定)を公表 |
資料日付 | 2021年3月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)は3月29日、リニュロン(Linuron)に関する特別レビューの結果(最終決定)を公表した。概要は以下のとおり。 PMRAは、リニュロンを含有する全ての登録済み害虫駆除剤に関して特別レビューを行った。同レビューは、ノルウェーがヒトの健康及び環境への懸念を理由にリニュロンの使用を禁止する決定を行った(2007年)ことや、欧州連合(EU)が同様の理由でリニュロンの使用を禁止するる決定を行った(2017年)ことを受けて実施された。 カナダ保健省は、特別レビューの必要性が示された懸念される側面に関して評価を行った。その結果に基づく同省の提案に関して意見募集が行われた。 リニュロンは、カナダにおける商業用途が登録されている除草剤である。リニュロンに関する評価見直しは2020年に完了し、ニンジン、パースニップ、ばれいしょ、アスパラガス及び防風林への使用継続は、追加のリスク軽減措置を伴えば認可が付与される。 懸念される側面に関して評価が行われた結果、同省は、評価見直しに関する決定(RVD2020-10)に概説されるリスク軽減措置及び表示変更が伴えば、リニュロンを含有する製品の登録継続は許容できると判断した。 本特別レビューに関連する表示変更は付属書II(懸念される側面に関連したリスク軽減措置の概要)に記載されている。以下、抜粋。 評価見直しに関してメーカーからの裏付けがなかったことから、全ての製品の表示から削除される用途 ・飼料用トウモロコシ(収穫後の使用) ・空中散布及び携帯用装置による使用 取り消され、全ての製品の表示から削除される用途 ・果樹(りんご、桃、洋ナシ、プラム及びプルーン、サクランボ)、トウモロコシ(飼料用及びスイートコーン)、小麦、大麦、えん麦、大豆、セロリなどへの使用。 ヒトの健康に関するリスク軽減措置 ヒトの健康をばく露から保護するために、継続されている登録(ニンジン、パースニップ、ばれいしょ、アスパラガス及び防風林への使用)に関しては、以下を含むリスク緩和措置が義務付けられる。 最大使用頻度の変更 ・各作物ごとの最大使用頻度の変更(発芽前及び発芽後の年間の1ha当たりの最大使用量に制限を設ける。 ・消費者保護のため、Plant Back Interval(PBI)(農薬の最終散布から次の作物の作付けまでの期間)を4か月から12か月に拡大する(ニンジン、ばれいしょ及びパースニップ)。 同省は、リニュロンを含有する害虫駆除剤がRVD2020-10に概説されている使用方法に関する表示の変更を伴っていることから、これらの製品のカナダにおける現在の登録を支持している。追加のリスク軽減措置は不要である。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA) |
情報源(報道) | カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA) |
URL | https://www.canada.ca/en/health-canada/services/consumer-product-safety/reports-publications/pesticides-pest-management/decisions-updates/special-registration-decision/2021/linuron.html |