食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05560150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、いちご中のフェンメディファムに関する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2021年2月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月26日、いちご中のフェンメディファム(phenmedipham)に関する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2021年2月1日承認、24ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6436)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、Landwirtschaftliches Technologiezentrum Augustenberg社はドイツの管理当局に対して、有効成分フェンメディファムに関するいちご中のMRLを改正するための申請書を提出した。
 少なくとも一つの追加試験が不足していることを留意して、北部EU(NEU)のいちごへのフェンメディファムの意図する用途に関して0.7mg/kgのMRLが導出された。バリデーションがとれた0.01mg/kgの定量限界(LOQ)でいちご中のフェンメディファムの残留物を管理するための適切な分析法が利用可能である。
 本MRLの申請はフェンメディファムの認可更新のEUの農薬ピアレビューの終了前に提出されたため、消費者ばく露量の評価は、欧州指令91/414/EECに基づく最初の認可からのフェンメディファムの毒性に関する結論に従って実施された。その結果、現行及び意図する用途の結果生じるフェンメディファムの残留物の長期的な摂取が消費者の健康に対してリスクを及ぼすことは考えにくい。
 EFSAは、今回の評価が欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009の規定に基づくフェンメディファムの認可更新において特定されたデータギャップを考慮していないことを留意する。このため、専門家らは、フェンメディファムに関する毒性学的参照値(TRV)及び果実作物に関するリスク評価のための残留物の定義が導出できず、関連する代謝物の毒性に関して結論することができなかった。
 EFSAによるMRLの改正案は以下のとおり。
品名      現行MRL mg/kg     MRL改正案 mg/kg
いちご        0.3         (0.7)リスク管理者の更なる検討を要する
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6436