食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05530240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物衛生法のカテゴリーA疾病(高病原性鳥インフルエンザ)の管理措置の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年1月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月18日、動物衛生法のカテゴリーA疾病(高病原性鳥インフルエンザ)の管理措置の評価に関する科学的意見書(78ページ、2020年11月26日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、欧州委員会から動物伝染病(transmissible animal diseases)に関する規則(EU) 2016/429(動物衛生法)に基づくカテゴリーAリストに含まれる疾病(※訳注)に対するいくつかの管理措置の有効性を評価する要請を受けた。本意見書は、これらの評価予定の管理措置に関する一連の意見書の一つであり、今回は高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)に対する管理措置の評価を対象としている。
 本意見書では、以下の項目の有効性に関し、EFSAと動物衛生及び動物福祉に関する科学パネル(AHAWパネル)の専門家によるレビューが行われた。(i)臨床及び検査機関のサンプリング手順、(ii)モニタリング期間、(iii)保護及び監視区域の最小半径、並びにこれらの区域で措置を適用すべき最短期間。この一連の意見書に用いられる一般的な方法論は別に公表されているが、本意見書では、HPAIの検査機関のサンプリング手順についての評価に用いられたモデルの具体的な詳細について提示している。また、保護及び監視区域の最小半径の評価に使用された伝播カーネル(transmission kernel)についても説明している。これらの評価しなければならない管理措置に関する複数のシナリオは、評価開始に先立って設計され、合意された。
 要約すると、HPAIの診断マニュアルに記載されているサンプリング手順は、キジ目の家きんでは有効であると考えられるが、カモ目に対しては追加のサンプリングが推奨される。モニタリング期間は有効であると評価され、監視区域は感染施設に由来する感染の95%を包含することが立証された。評価されたシナリオごとに示された提言は、欧州委員会がHPAIに関連した今後の法案を起草する際、また、妥当な臨時要請のための支援を目的としている。
(※訳注)同規則第9条(a)で言及される、欧州連合(EU)内で通常発生せず、検出され次第直ちに根絶措置を実施しなければならないリスト記載(同規則附属書II)疾病。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6372