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資料管理ID syu05520380294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/10/24~2020/12/9) を公表(鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2))
資料日付 2020年12月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は12月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/10/24~2020/12/9) を公表した (6ページ)。鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)に関する概要は以下のとおり。
 現状:
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況:
 直近数か月に、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出について、中国又はその他の国の動物衛生当局からの公式に入手可能な報告はなかった。
 全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況:
 中国から10月18日にインフルエンザA(H9N2)ウイルス感染検査確定ヒト症例1人が報告されたが、前回の更新には含まれていなかった。当該感染は、家きんにばく露された中国広東省の3歳女児で検出された。当該患者は10月12日に軽度の症状を呈し、同日に入院した。当該患者はインフルエンザ様疾患(ILI)の所定の調査の一環で検体が採取され、報告の時点で家族の間に更なる症例は見つからなかった。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増えている。
リスク評価:
(1) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性:
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露されている。ヒトの感染ではほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団において検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性:
 ヒト症例のクラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価されたA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な感染能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_09_12_2020.pdf