食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05520340104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、複数州にわたる腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染(感染源不明1、初報10月28日)に関する情報を最終更新 |
資料日付 | 2020年12月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は12月18日、複数州にわたる腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染(感染源不明1、初報10月28日)に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。 1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数件の複数州にわたる腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症に関して調査を行った。当該集団感染は、同時期に発生した2件の他の大腸菌O157:H7(感染源不明2(訳注:後日葉物野菜に関連した集団感染として情報提供あり)及び感染源不明3)の集団感染とは異なるものである。 2. 2020年12月16日現在、腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者計32人が12州(カリフォルニア州、オハイオ州他)から報告された。 3.発症日は2020年6月6日から10月25日まで、患者の年齢は2歳から75歳で、年齢中央値は27歳、72%が女性であった。情報の得られた29人のうち、15人が入院し、1人は腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。ミシガン州から死亡者1人が報告された。 4. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、15人の患者由来分離株においてクロラムフェニコール、ストレプトマイシン、スルフィソキサゾール、テトラサイクリン及びトリメトプリム-スルファメトキサゾールに対する薬剤耐性が確認された。現在、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤耐性試験が実施中である。腸管出血性大腸菌O157:H7感染患者には抗菌性物質の投与は推奨されないため、これらの知見は治療指導には影響しない。 5. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者に聞き取り調査を行い、発症前の1週間に喫食したものや、その他のばく露について確認した。患者は様々な食品の喫食を報告した。何人かの患者が、同じ飲食店で食事をしたとも報告し、複数の共通する食品を喫食していた。CDCは聞き取り調査のデータを分析したが、集団感染の感染源の可能性がある1食品を特定することはできなかった。FDAは、飲食店で提供された数種の食品について遡及調査を実施したが、流通チェーンに共通の感染源は確認できなかった。 6. 12月18日の時点で、本集団感染は終息している。当該集団感染は、調査担当者らが可能性のある感染源を特定するための十分な情報を得る前に終息した。 腸管出血性大腸菌感染の予防についての情報は、以下のURLから入手可能。 https://www.cdc.gov/ecoli/ecoli-prevention.html |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/ecoli/2020/o157h7-10-20a/index.html |