食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05520250105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、食料生産動物用に販売又は流通させた抗菌性物質に関する2019年概要報告書を公表 |
資料日付 | 2020年12月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は12月、食料生産動物用に販売又は流通させた抗菌性物質に関する2019年概要報告書(49ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 抗菌活性成分を含有する動物用医薬品の申請を承認又は条件付きで承認された全ての提供者は、毎年、食料生産動物に使用するために販売又は流通させたそれらの薬剤に含まれる各成分の量をFDAに報告しなければならない。FDAはこの情報を取りまとめ、年1回の概要報告書で国民に開示する。この報告要件は、人と食料生産動物の両方で使用が承認されている抗菌性物質の相互作用(薬剤耐性を含む)、有効性及び安全性の継続的分析においてFDAを支援するため、2008年に議会によって制定された。 当該概要報告書は、食料生産動物での使用が承認され、活発に販売されている抗菌性物質製剤について、2010年から2019年の販売及び流通データを動物種別推定値で示すとともに、医薬品分類別、医療上の重要性別(※)、投与経路別、適応症別、及び調剤状況別に示している。 (※)「医療上重要な抗菌性物質」は、ヒト用医薬品として医療上重要であると判断された抗菌性物質である。 本報告書の主要な結果として、以下が挙げられる。 1. 食料生産動物での使用が承認された医療上重要な抗菌性物質の国内販売流通量 ・2018年から2019年にかけて3%増加した。 ・2015年(最高販売年)から2019年にかけて36%減少した。 ・2010年から2019年にかけて25%減少した。 ・国内販売量で最多(2019年は4 ,117 ,031kg)であるテトラサイクリン系は、2018年から2019年にかけて4%増加した。 2. 食料生産動物での使用が承認された医療上重要な抗菌性物質の2019年の国内販売流通量 ・41%が牛での使用を意図しており、42%は豚、10%は七面鳥、3%は鶏での使用、4%は他の種あるいは不明であると推定されている。 ・テトラサイクリン系は67%を占め、ペニシリン系は12%、マクロライド系は8%、サルファ剤は5%、アミノグリコシド系は5%、リンコマイシン系は2%、セフェム系は1%未満、及びフルオロキノロン系は1%未満であった。 ・セフェム系の81%、サルファ剤の65%、アミノグリコシド系の45%及びテトラサイクリン系の42%が牛での使用を意図していたと推定されている。リンコマイシン系の85%及びマクロライド系の40%が豚での使用が意図されていたと推定されている。ペニシリン系の66%は、七面鳥での使用での使用を意図していたと推定されている。 当該報告書に関するFDAのニュース記事(2020年12月15日)は、以下のURLから入手可能。 https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-releases-annual-summary-report-antimicrobials-sold-or-distributed-2019-use-food-producing |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | https://www.fda.gov/media/144427/download |