食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05520220398
タイトル フランス農業・食料省、イミダクロプリドとチアメトキサムを含む農薬をてん菜の種子へ一時的に使用することを許可する法案に関する意見募集を開始したことを公表
資料日付 2021年1月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス農業・食料省は1月4日、イミダクロプリドとチアメトキサムを含む農薬を砂糖原料用てん菜の種子へ一時的に使用することを許可する法案に関する意見募集を開始したことを公表した。
 意見募集の対象となる法案はイミダクロプリドとチアメトキサムを含む農薬のてん菜の種子への120日間の使用を許可する。
 法案では、当該種子の使用条件を規定し、フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)の意見書に従って、花粉媒介者の残留農薬へのばく露を低減するために、その後の年に栽培する作物の制限も伴っている。
 EC規則1107/2009の53条の条件に従い、法令は他の合理的な方法では抑制できないリスクが存在する場合に採用される。
 入手可能なデータは、フランス国立農業・食料・環境研究所(INRAE)及びてん菜技術研究所(ITB)が分析した。翌年に起こる可能性のあるリスクを評価するための3つの基準は以下のとおり。
・秋期の保毒生体の分析。てん菜に感染する可能性のあるウイルスの保毒生体の存在を明らかにする。
・秋期のアブラムシの個体群存在。冬期の生存状況によって春の予測ができる可能性がある。
・12月1日から開始された、数か月先の気候を予測できる季節の気候予測。秋と冬の平均気温に基づいて、冬期のアブラムシの生存能力、及びより広範にはアブラムシと益虫を統合した食物連鎖全体の持続について示している。
 INRAEは、様々なデータを考慮し、現在の情報及び現在のモデル化の能力から、フランスでてん菜がウイルスに感染するリスクに関して、2021年は2020年と同様であるという仮説を排除することはできないと結論付けた。
 このような状況下で、また期限が限定されていることを考慮し、例外措置の法令の採用を予測し準備することが適切である。これが今回の意見募集の目的である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス農業・食料省
情報源(報道) フランス農業・食料省
URL https://agriculture.gouv.fr/consultation-publique-projet-darrete-autorisant-provisoirement-lemploi-de-semences-de-betteraves