食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05520180391
タイトル 英国健康安全局(HSE)、英国の欧州連合(EU)離脱後の農薬規制に関して公表
資料日付 2021年1月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康安全局(HSE)は1月、英国の欧州連合(EU)離脱後の農薬規制に関して公表した。概要は以下のとおり。
1.概要
 2021年1月1日以降、グレート・ブリテン(GB:イングランド、スコットランド及びウェールズ)において独自の農薬規制が実施される。
 EUの枠組みで行われる新たな決定はGBでは適用されない。有効成分及び残留基準値(MRL)に関する決定や、植物保護製剤(PPP)に関するEUのあらゆる新たな法令に関しても同様である。
 HSEは、引き続き英国全体を管轄する国の規制当局であり、英国政府、ウェールズ政府、スコットランド政府及び北アイルランド政府を代表する。
 本情報提供は、PPPを取り扱う事業者向けのガイダンスであり、英国のEU離脱によるPPP規制への影響を、種々の項目ごとに網羅している。
2.北アイルランド
 離脱に関する合意及び北アイルランド・プロトコルに基づき、PPPに関するEUの法案は、北アイルランドでは引き続き適用される。
3.英国国内市場法
 英国国内市場法に基づき、英国内における食品に関する通商障壁を回避することを意図して、相互認証の原則が導入された。北アイルランド産の製品は、EUのMRLを遵守していれば、EUとGBとの間でMRLが異なっていたとしても、GBでの販売は可能である。北アイルランドでは、MRLに関するEU法規が引き続き適用されることから、EU法規を遵守している製品は北アイルランドでの販売が可能である。
 農薬有効成分の承認及び製品の認可に関しては、相互認証制度は適用されない。
4.承認、認可及びMRL
 現行の有効成分の承認、PPP認可及びMRLは全て、引き続きGBにおいて有効である。
 現行のPPPの認可は、現在の認可終了日まで引き続き有効である。
 2023年12月よりも前に認可が終了する有効成分については、認可が3年間延長され、GBが行う評価見直しプログラムの実施に向けたスケジュール調整が行われる。
 GBにおけるMRLはGB独自の評価に基づき設定されるが、EUが設定した現行のMRLは全て、変更されるまでは引き続き有効である。
 GB及びEUにおけるMRLは、今後は様々に分岐する可能性があることから、輸出用食品生産者又は食品取扱事業者は、目的の市場における要件を考慮すべきである。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康安全局(HSE)
情報源(報道) 英国健康安全局(HSE)
URL https://www.hse.gov.uk/pesticides/brexit.htm