食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05510240294
タイトル 世界保健機関(WHO)、JECFAによる食品添加物の安全性評価・追補2:ピロリジジンアルカロイド(WHO食品添加物シリーズ71-S2)を公表
資料日付 2020年11月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は11月27日、JECFAによる食品添加物及び汚染物質の安全性評価・追補2:ピロリジジンアルカロイド(WHO食品添加物シリーズ71-S2、405ページ)を公表した。
 本書に含まれるモノグラフは、2015年6月16日~25日、イタリアのローマで開催された国際連合食糧農業機関(FAO)/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の第80回会合に続いて作成された。当該モノグラフは、委員会によって評価された、汚染物質の1グループに関するデータをまとめたものである。
 本書の目次及び結論部分は以下のとおり。
・序文
・ピロリジジンアルカロイド(PA)類
1.説明/2.生物学的データ/3.分析方法/4.サンプリングプロトコル/5.食品及び飼料中におけるPAのレベルにおける加工処理の影響/6.食品の汚染のレベル及びパターン/7.食品摂取及び食事ばく露評価/8.予防及び管理/9.用量反応分析、毒性及び発がん性リスクの推定/10.コメント/11.評価/12.参考文献
11.1結論
 限定的な発生データに基づいて、当委員会は、はちみつ(高摂取者)及び茶(tea)(平均及び高摂取者)について算出したばく露マージン(MOE)が潜在的な懸念を示していることに注目した。これらの食品類で測定されたPA類は、全ての食品グループ及び全ての地域を代表するものではない可能性があることに注意が必要である。しかしながら、それは強力なPAであるリデリイン(riddelliine)のBMDL10と比較したため、提供したリスク推定値は保護的である。食品に一般的に見られるPA類のほとんどは、リデリインよりも強力ではない可能性が高い。
 委員会は、単一の食品へのばく露が非常に低いMOEをもたらす可能性がある事実は、懸念であると考えた。委員会は、PA類へのばく露は他の食品にも起因し、牛乳等の動物製品は飼料中のPAの存在の結果として総ばく露に寄与する可能性があることに注目した。総ばく露の最初の指標は、14万のMOEを導き出すことができる小規模な陰膳方式調査(duplicate-diet study)から得ることができたが、これらのデータがどれほど代表的であるかは不明であった。
 はちみつ及び茶からのPAへの急性食事性ばく露の推定値と、ヒトの病気を引き起こすと報告されている最低用量との比較は、懸念を示さなかった。
 はちみつ及び茶以外の食品又は飲料について結論を出すには情報が不十分であった。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://apps.who.int/iris/rest/bitstreams/1318952/retrieve